8月比叡山の植物


8月の比叡山で見ることができるの草木を写真で紹介します。



(1)ダイコンソウ (2)ゲンノショウコ  (3)ゲンノショウコ  (4)ミズヒキ  (5)ムカゴイラクサ (6)ツリブネソウ (7)ヤナギタンポポ  (8)イタドリ  (9)クサアジサイ  (10)ヌスビトハギ (11)ヨウシュヤマゴボウ  (12)カタバニ  (13)モミジガサ (14)クロモジ  (15)アブラチャン  (16)ミカエリソウ (17)チチコグサ (18)ヒヨドリバナ (19)ヒカゲノカズラの胞子袋 (20)ヤマニガナ (21)オトコエシ (22)リョウブ"

ダイコンソウ[ばら科]

根元の部分の葉は「ダイコン」の葉に似ているので、この名がついた。


ゲンノショウコ[ふうろそう科]

茎は地上をはう。白色、赤紫色のいずれかの花をつける。


ゲンノショウコ[ふろそう科]

赤紫色のゲンノショウコ

ミズヒキ[たで科]

花は細長い穂についている。その形が「水引」に似ているので、この名がつけられた。

ムカゴイラクサ[いらくさ科]

茎の上に肉芽(ムカゴ)ができ、それによって繁殖する。葉、茎に鋭い刺があって、それにさわると 疼痛を覚えるので「イラクサ」の名がついた。

ツリブネソウ[つりふねそう科]

「釣船草」の意味で、花の形からこの名がついた。

ヤナギタンポポ[きく科]

山に生える多年草。葉の縁に小数の凸がある。8~9月頃に黄色の花をつける。

イタドリ[たで科]

新春には太い茎が食べられる。夏になると、雄花、雌花が違った株にできる。

クサアジサイ[ゆきのした科]

山地に生える多年生草本。花は淡紅白色。他のアジサイと区別しやすい。

ヌスビトハギ[まめ科]

山の木陰に生える。果実は成熟すると衣類によくくっつく。

ヨウシュヤマゴボウ[やまごぼう科]

果序は下垂する・・・ウシュヤマゴボウ 葉の先がとがる・・・マルミノヤマゴボウ 葉の先がとがらない・・・ヤマゴボウ

カタバニ[かたばみ科]

モミジガサ[きく科]

山地の木陰に生える多年草。茎は高さ60~80cm。「モミジソウ」とも言う。

クロモジ[くすのき科]

小枝を折るとよい香りがする。「ツマヨウジ」の材料として使われている。

アブラチャン[くすのき科]

果実に油を多量に含んでいるので昔は油を取り出していた。

ミカエリソウ[しそ科]

関西より西の山地に生える。山の木陰に群落を作って生える。亜低木で茎は高さ40~100cm 古い枝は淡褐色で光沢があり、若い部分は密に星状毛。

チチコグサ[きく科]

葉の上面は緑色、下面は白色。ハハコグサに対するチチコグサ。

ヒヨドリバナ[きく科]

山野の乾いた土地に生える。花は白色、時にはうす紫のものもある。葉は対生し、 雌しべの先は花弁より長い。

ヒカゲノカズラの胞子袋[ひかげのかずら科]

山地の比較的日当たりのよいところに自生している。花にあたる「子のう穂」から胞子を出して 仲間を増やす。

ヤマニガナ[きく科]

オトコエシ[おみなえし科]

黄色の花が咲くのが「オミナエシ」、白色の花が咲くのが「オトコエシ」。果実の背中に丸い 羽がある。飢饉の時にこの葉は食用に使われた。

リョウブ"[りょうぶ科]

樹幹はサルスベリ様にツルツルしている。材は良質の木炭を作ることができる。食料が少ない 昔は、若菜、若葉をご飯の中に入れて食べた。