カイロで健康

足台3

オットマン(足乗せ用ソファ)で腰痛の症例です。

■はじめに

80才代、女性、主婦、半年ぶりに来院。
腰も膝も楽だったが、最近、腰がだる重くなってきたので診てほしい。

・症状と結果

うつむき時に右足が、10mm短く、右骨盤を調整。
調整後まだ、右足が5mm短く、左骨盤と、中央の仙骨、腰の骨5番を調整後、両足がそろう。
首の1番、腰の1番、膝関節を調整。
帰りには、楽になっている。

オットマン

・あとがき

お話していると、足を上げていると膝によいと聞いてオットマン(足乗せ用ソファ)を、買いました。
使っていると腰が痛くなってきた事に、気が付きました。
どうも、椅子の高さに合わせて、高かったのが、腰に負担をかけたと考えられました。

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オットマン

ソファの座面高=オットマンの高さにした場合は、長座の姿勢になります。

膝が伸びきるので、体は、立位の姿勢をとろうと足腰を伸ばそうとします。

[ 膝が伸びきる時には、膝下がわずかに外側に回り、膝がロックします。
ロックすることで、筋肉への負担が少なく長時間でも立っていられるスクリューホームという機能です。
膝がロックするまでの間を、伸展ラグと言います。
体は、膝が伸びて伸展ラグからスクリューホームの状態では、立っている姿勢にしようとします。]

立位の姿勢にしようとする時に、ソファのもたれ角度が強いと、腰や足の裏側の筋肉が強く緊張して、腰痛を引き起こしてしまいます。


オットマン

体が立位の体勢をとらないようにするには、

膝が伸びきらない状態(伸展ラグを生じない角度)は、膝を10度ほど曲げることが必要です。
オットマンの高さにして、ソファー座面より約10センチ低くする必要があります。

オットマンを低くして、膝を少し曲げることで、足腰の負担が減り、リラックスできます。

電動ベットの足部も同じように膝を曲げることで、起きているのが、楽になります。

足を投げ出す長座は、足腰に負担がかかります。
長時間の無理な姿勢には、気をつけましょう。

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「環境 足腰」