カイロで健康

座いす
(かかと痛)

座いすで、足のかかとが痛くなった症例を考察してみました。

●はじめに

60歳代、女性、主婦、お年寄り介護
右のかかとが3ヶ月前から痛む、1ヶ月前から左も痛くなって歩きにくい。

・症状と結果

左仙腸関節、腰の骨1番調整。
膝裏が異常な緊張。座椅子のようです。膝関節、足関節、股関節、足の筋肉を調整。
2回目5日後、時々気にならない時もある。
3回目8日後、左は気にならない。右は少し痛む。仙骨を追加調整。
4回目15日後、歩いても痛みはなく気にならなく、施療完

・あとがき

座椅子は、寝てしまって、首や肩を痛めることが多く見られますが、今回のようにかかとに痛みが出ることもあるようです。

メルマガ517号

座いすで膝裏を圧迫

座いすに座った状態を再現してみました。

座いすの座面端が膝の関節に当たる位置です。
座いすは、強度上、金属パイプでフレームが作られていることが多く、パイプの頂点が膝裏に食い込み、強い圧迫を与えていることが考えられます。


筋肉・神経から痛み
筋肉
膝裏からかかとには、腓腹筋があります。
膝裏を圧迫されることで、腓腹筋が、かかとの痛みを出していると考えられます。
神経
腰の骨4番、5番、仙骨から出た坐骨神経は、膝裏の中央を走行し、足の裏まで行っています。
膝裏の圧迫により、膝下、かかと、足の裏に痛みが、誘発されたとも考えられます。
施療
足の関節の調整だけではなく、坐骨神経の出口、腰の骨4番、5番、仙腸関節の調整も必要でしょう。

座いすで、足がしびれたり、痛みが出る時は、使用に気をつけましょう。

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「環境 足腰」