ヘルニアの診断を病院で受けた患者さんが、
MRIの写真を持参されたので考察してみました。
60才代、女性、週に2日ほど立ち仕事、自宅介護
3年前に尻餅をついてから、慢性腰痛。
1ヶ月前から、右の痛みが強くて、病院に通院している。
ヘルニアなので、なかなか良くならないと言われている。
しびれや足の痩せは、見られない。右仙腸関節、腰の骨4番2番を調整。
2回目、5日後、ずいぶんと楽になった。
3回目、11日目、ほとんど気にならなくなった。
介護もできる。施療完。
ヘルニア部位を拡大してみました。
脊髄神経が何カ所も圧迫されているのが、見られます。
レントゲンでは見られなかったのですが、MRIではシュモール結節も見られます。
3回ほどの手技で、これらの変形した部位が正常になったとは考えにくいです。
これほどの変形が写真で見られても、症状が改善していることから、変形=痛み ではない症例だと考えられます。
手術の前に手技で対応できるか検討されることをすすめます。