痛みを長期化させてしまったり、悪化してしまう症例が絶えません。
なぜ、あたためたり、もんだりして長期化、悪化させてしまうのか、考察してみました。
健康+あたためるなどキーワード検索してみました。
つぼが2倍以上も多い結果になりましたが、つぼは、ほかの意味に取れるので参考程度考えました。
あたためる、もむ、体操は、件数の片寄りが少ないことから、1つだけではなくて、複合していると考えられます。
そのため項目の絞り込みは、できませんでした。
他に、健康+食事は、1桁、健康+心は、2桁多い結果になりました。
RISEのRest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(高挙)の対語も同じような件数を示しており、情報は、均等化していると言えそうです。
均等化しているので、冷やす患者さんとあたためる患者さんが、同じ比率でも良さそうに思われます。
それなのになぜ、あたためたり、もんだりして長期化、悪化する患者さんが、圧倒的に多く見られるのでしょう。
「あたためてだめなの?」「もんでだめなの?」「体操だめなの?」と返事が返ってきます。
その後に、「あたためるのは良いことじゃないの?」「もんだら、よくなるんじゃないの」「体操すればリハビリでよくなるんじゃやないの」
痛みをなんとかしたい、早く良くしたいとの思いで、あたためたりもんだりするようです。
さらにお話しすると、
あたためたり、もんだり、体操することで、回復力が上がり早く良くなると思い込んでしまっているようです。
健康によい=痛みの回復も良い この様に考えてしまうようです。
回復力が、100%と考えると、あたためたり、もんだり、体操することで、回復力が失なわれていきます。
痛みを長期化させてしまったり、悪化してしまう事になります。
思い込んでしまうことが、痛みを長期化させてしまったり、悪化してしまう原因です。
など、患者さんと会話することが、よくあります。
思い込みで、あたためたり、もんだり、体操に気をつけましょう。