妙高高原・前山山スキー
今年最初の本格的な山スキーは、妙高高原の前山(1932m)への登行と頂上よりの滑降となった。スタート地点からの標高差は約400mと手頃なコース、天気にも恵まれ、雪質も新雪のパウダーで申し分なく、快適なスキーを体験することができた。この周辺は、他にも山スキーの手頃なコースがあるようで、また訪れたい山域だと思った。
【日 時】 2004年2月8日(日)
【行き先】 妙高高原・前山
【メンバー】 囲炉裏のメンバー11名
【コース】 駐車場−妙高高原ゴンドラ−前山第3クワッドー登行開始ー前山頂上ー滑降開始ー赤倉観光ホテル前ゲレンデー駐車場
【天 気】 快晴
【コースタイム】
駐車場 8:45
シール登行開始 9:45
前山頂上 11:00
滑降開始 12:30
駐車場 14:45
(コースタイムはアバウトです。)
今回の企画は、アウタースキーさんが幹事となり、囲炉裏のメンバー12名で2月6日の夜から妙高高原へ出かけた。7日か8日の天気が良い日に、前山に山スキーをする計画で、もう一日は、ゲレンデ脇の新雪滑降の練習をしょうという計画だった。どうも8日の方が天気が良さそうなので、吹雪となった7日は、杉の原スキー場での練習となった。新雪の深雪スキーは難しい。2回も大転倒したときに、片方のスキーがはずれ、雪の中に埋まってしまって、探すのに難儀した。こんな場合は流れ止めが必携なのだろう。でもこの日は、明日に向けてのいい練習となった。
翌日は、予定通り?のまずまずの天気となった。赤倉観光ホテルスキー場の駐車場に到着すると、前方に今日の目的の山「前山」も姿が綺麗に見える。最初妙高高原ゴンドラに乗って、次に第3クワッドに乗り換えて登り口に向かった。乗換の時に少し登りが必要かと心配されたが、ほぼ並行に乗換られた。クワッドを降りてから全員(11人)がシールを付けて出発。山スキーのことを知らない人には、この大部隊はいったい何かと、奇妙な団体にうつったことだろう。
雪質は申し分なく、しかも先に出発した他グループのトレースが綺麗についていて、心配していたラッセルの必要もなく、快適な登りとなった。といっても、さすがに斜度が厳しくなってくると登りもつらくなってくる。写真を撮りながら休み休み登っていく。今回の11人のメンバーの中には、本格的には初トライの人もいる。また、シールのききが悪くて苦闘された人もいたようだ。その点、私が昨年買ったアセンションのシールは登りに抜群の威力を発揮してくれた。
チャンピオンスキー場上部の尾根から登ってきたと思われる他のパーティと合流するとまもなく前山頂上に到着した。思ったよりもあっけなかった。標高差400mではそのくらいなのだろう。昨年の白馬乗鞍の標高差に比べると半分以下だからそれくらいなのだろう。頂上に着くと早速囲炉裏好例の雪のテーブルづくり、そして、昼食タイム、お酒も少し出てくる。シールの調子が悪いメンバーは未だ到着しない。風が出てきたので、風よけのため、雪の壁作りに取り組むメンバーもいる。
少し時間をもてあましてしまった。せっかくなので、山の風景写真を撮る。時折強風が吹くが、だいたいいい天気だ。この山域に来るのは初めてなので山の名前もよくわからない。冬はこんな感じでも夏はどんな光景なのだろうか。先着していた他のグループは、見事な滑りで出発していった。
後着のメンバーも食事が終わり、1時間半もの長い休憩を終えてやっと滑降開始。滑り出しの尾根が少し狭くいやな感じだったが、そこを過ぎ、急な斜面を下ってからは、林間の快適なパウダーピステが続く。昨日の特訓が効いて後傾スキーで結構快適に曲がりながら滑ることができた。深雪の中で転倒すると起きあがるのに大きなエネルギーがいるので、今日はなるべく転ばないようがんばった。今回あめのうおさん(上の写真)は、ボードを担いでスノーシューで登り、滑降はボードでトライ。かっこいいですね。今回の幹事のアウタースキーさん(上の黄色いウエア)もあまり後傾しないで、綺麗な滑りです。
この尾根(滝沢尾根)のコースはほんとに素晴らしいコースだった。シールが合わず登りでは苦労されたぐりーんさん(上の赤いウエア)も滑りではきまってます。もう一人の女性、山スキー初トライのkayoさん(下の白いウエア)も楽しそうです。今回唯一のテレマーカーあいかわさん(上の右)もかっこいいです。ほんとにみんな楽しそうに滑ってました。私もほんとに気持ちいいスキーが体験できました。
このコース最後は、滝沢を横切って赤倉観光ホテルのゲレンデへ出なければならず、その地点が問題だったが、赤いテープの印がちゃんとあり、そこも無事クリア。その後は圧雪したゲレンデを快適に駐車場まで戻ることができた。特に山スキーの初心者(私も含め)にはほんとに素晴らしいコースだったと思う。