湖北武奈ヶ岳スキー登山


【日 時】 2006年2月11日(土)
【行き先】 湖北武奈ヶ岳
【天 気】 曇り
【メンバー】 山岳スキーツアー研究会ラ・ネージュ会員6名

【コース・タイム】
   角川集会所前
   登行開始         9:25
   湖北武奈ヶ岳頂上   12:10
   滑降開始        13:00
   集会所前滑降終了   16:00
今回のコースのトラックログ(半分は創作しました)
 今年の山スキー第2だんも大津市在住の大谷さん(ラ・ネージュさん)のツアーに参加させていただいた。今回の山は湖北武奈ヶ岳(865m)。この山も前回の蛇谷ヶ峰と同様我が家から車ですぐのところに位置している。しかしまだ雪以外のシーズンにも登ったことはなく、一度登ってみたいと思っていた山の一つだ。初登頂が山スキーとなるとは。大谷さんのグループ4人(西田さん、辻さん、明神さん)、こちらは私と岩田さんの総勢6名。大谷さん以外の3名は前回の蛇谷には参加されてない方達だ。
角川地区集会所から出発 取り付きから急斜面

 角川地区の集会所の駐車場に車を置かせていただき、ここから出発した。舗装された集落の道を歩き、集落のはずれのあたりから登口にとりつくこととなったが、これが最初から急な斜面で難儀した。
最初の休憩 快調な登り

 今日の登りの標高差は前回の蛇谷と同じ約600メートルだが、最初の登りは、急坂でかなり厳しかった。大汗をかいて最初の休憩を取ってから後は、体も軽くなり調子がでてきた。しかもコースも緩やかになってきて気持ちのいい登りのコースとなった。
快適なバーン 三重岳が望める

 雪もたっぷりで、前回の蛇谷のように、ところどころに切り株が出っ張っているということもない。雪はおそらく3mは超えているだろう。今回3回目の大谷さんは、今までにない雪の量だとおっしゃっている。2回目の休憩ポイントでは前方に三重岳までが望めた。
最後の尾根へ 頂上直下

 さらに快調に真っ白なバーンを登って行くことができた。このコースは蛇谷ほどポピュラーでないのか、誰一人として出会うことがなかった。この素晴らしいフィールドを全くわれわれだけが独り占めした。このあたりは、ほんとに気持ちいい登りを続けることができた。
三重岳の眺望 頂上での集合写真

 そのうちに頂上らしきポイントに到着。少し視界は悪くなってきたが、みんなで交互に集合写真を撮った。ここまで、2時間と45分かかった。まずまずのタイムではなかろうか。
雪テーブルで食事 滑降開始

 ちょうどお昼をまわったところであり、風もあまりないので、この頂上で食事タイムとなった。誰かがスコップをもってきたので、雪のテーブルをつくった。これがまた楽しいひとときだ。前回の蛇谷ではなかったので、あまり食材やアルコールを持ってきてなくて残念だった。50分の休憩後に滑降開始となった。
パウダースノー? 尾根道を滑降

 最初はとにかく「赤岩」のポイントまで登ってきたところを下った。雪が多く、パウダーとまではいかないが、蛇谷のような林木がないので、滑りやすく快適だった。「赤岩」からは、同じ尾根を下るのは芸がないので、お隣の尾根を滑ることになった。この下りも途中まではまずまず快適だったのだが、途中から林木の数も多くなり、登り返しや沢渡りなどを余儀なくされるようになってきた。
滑降途中にて休憩 ルート検討中

 ほんとにコース取りが難しくなってきて、雪が半端でないため、板を一端はずさないと進めないところもあり、最後にきて苦難の道となった。それでもなんとか3時間かかり、4時には出発地点にたどりついた。へとへとの状態だったが、成し遂げた満足感の方が大きかった。この山は、マイナーかもしれないが、コースさえ間違えなければ、山スキーとしていいコースではないだろうか。