今年も初山スキーはラ・ネージュの旗開きオフ。近場の山は今年は何処も雪不足で場所選びに難儀されたようだが、結局奥伊吹スキー場からブンゲンを目指すことになった。リフトは頂上近くまで動いていたが、そこまで登ってしまうとほとんど登行部分がなくなってしまうので、２本だけ乗って品又峠から登ることとなった。

　下界は全く雪がなく、スキー場の入口も雪が少なく、そんなで山スキーが出来るか心配だったが、さすがに上部には雪があった。品又峠から歩き始めるとすぐ、バックに滋賀県第２の金糞岳が望めた。今日は天気はまずまずである。

　最初の登りを終えると、だだ広い平原に出た。気持ちのいい登りである。そしてさらに進むとお隣岐阜県の貝月山が見えてきた。ここからも、ツアーコースもあり、大谷さんの話ではそんなにきつくないようだ。この山もいつの日にか登ってみたい。

　第１の尾根に到着して小休止をとった。ここまでほとんど楽なコースだった。すでにここでブンゲン頂上と同じくらいの高度である。ところがそんなに甘いことばかりではない。ここからブンゲンまできつい登りと下りを何回も繰り返すこととなった。

　アップダウンを繰り返し進んでいく途中にはブナと思われる林もあり、山スキーのツアーらしくなってきた。間もなく林間を抜けて視界が開け気持ちいい歩きを続けていった。

　視界が広がった尾根で小休止をしてさらに進んで行くと頂上まで最後のアプローチとなった。この辺りになるとさすがに雪の量も少し増えてきた。雪質もそんなに悪くはなさそうだ。

　シール装着後、約２時間で登頂することができた。お腹もすいたので、ここでみんな金糞岳を見ながら昼食をとっった。そして頂上での記念の集合写真を撮った。帰り道は途中まで同じ道を戻ったが、アップダウンがあるため、シールをはずせない。

　結局最上部リフトの所まで戻ってからシールをはずし、そこから滑降開始となる。といっても奥伊吹スキー場のゲレンデコースを滑った。気温が上がっているのか、ゲレンデは春スキー状態だった。それでも気持ちよく滑降できた。雪の量を心配した今年の初山スキーを何とか楽しく無事終える事が出来た。