■オールロマンス事件
1951年京都市において、市の職員が雑誌「オールロマンス」に小説「特殊部落」 を寄稿しました。
この小説は同和地区の人々をきわめて差別的に描写したものであったのでした。この事で部落解放委員会(部落解放同盟の前身)は、市行政が部落の劣悪な状況を放置していたことが、差別を助長する大きな原因であると、行政の責任を指摘しました。
この事件を契機に、京都市は部落対策の総合計画を作り、同和行政推進のための積極的施策を行うようになったのです。
この事件が以後の地方公共団体の、同和行政への取組を推進させるきっかけになったといわれています。
|