M O Z A R T B A R K I E L
モーツァルト・バー・キール
090-6209-3911
大津市浜大津2-1-17 1番街1F
京阪浜大津駅からすぐ近く(下に地図)
京都からは京津線に乗ると便利です。


キールの企画


10月22日(日)モーツァルトの会「秋の五重奏グラデーション 管から弦へ」
9月24日(日)モーツァルトの会「モーツァルトと数字『2』の関係」は終了しました。

滋賀報知新聞モーツァルトコラム 新シリーズ『関西人になったモーツァルト』掲載中。

   
営業日=月〜土(OPEN:Monday-Saturday)
  定休日=日祝日(CLOSED on Sundays and Nationa Holidays)

 
こんなお店



モーツァルトの音楽とスローライフにふさわしいベルギー
ビールやシングルモルトウイスキー、色鮮やかなカクテル
 など心行くまでお楽しみいただける店です。モーツァルトの
調べが心を潤し、心地よい酔いが至福の時を奏でてくれま
 す。浜大津にこんな店があったのかときっと驚かれるはず。
  また月に一度『モーツァルトを聴く会』も行っております。
心癒されるひと時をキールでご一緒に味わってください。
どうそ気軽にお入り下さい。暖かくお迎えします。


おすすめ


モーツァルト・バー・キールは20種類のベルギービールを
取り揃えてお客様をお待ちしております。世界に一つしかな
い自然発酵ビールのランビックや芳醇なトラピストビール、
ワインを思わせるようなちょっと酸味の利かせたビールなど
どれも個性豊かです。モーツァルトのゆったりした音楽にベ
ルギーのビールはスローライフの、最高の取り合わせです。


モーツァルト・バー・キールはアイラウイスキーなど各種の
シングルモルトウイスキーを取り揃えてお客様をお待ちして
おります。ストレート、ロック、トワイス・アップなどお好
みに応じてお楽しみいただけます。何種類かテイスティング
しながら、モーツァルトの調べに身をまかすのもまた最高の
楽しみ方です。ゆったりとした時の流れを、満喫ください。

モーツァルト・バー・キールは色とりどりの鮮やかなカクテ
ルでお客様をおもてなしいたします。ショートカクテル、ロ
ングカクテルなどお好みに応じてお作りしますので、お気軽
にリクエストください。ノンアルコールカクテルもご用意し
ておりますのでお車でおいでの方もお楽しみいただけます。

モーツァルトを聴く会

毎月1回,モーツァルトを聴く会を開催しています。
テーマを決めてモーツァルトのいくつかの曲を楽しむ企画です。
時間は午後2時から4時まで。席数に限りがあるので必ず予約を
お願いします。(090-6209-3911)1000円ワンドリンク付きです。
次回は 10月22日(日)を予定しています。10月のテーマは 「秋の五重奏グラデーション 管から弦へ」です。
ロケーション
京阪浜大津駅徒歩2分。酒亭「おふく」角、左折すぐ一番街ビル1F奥。

ライブ
当面、演奏会の予定はありません。



リンク
[ラッシュライフ] キールのマスターが京都で一番好きななジャズ喫茶


[京都まほろばツアーズ] 京都の観光ならここにおまかせ


[大阪モーツァルトアンサンブル] モーツァルト好きにはたまらない




『関西人になったモーツァルト』(滋賀報知新聞連載中)
(17)お母ちゃんが、やばいんや。
  パリでの生活がようやく落ち着く兆しを見せ始めた矢先、モーツァルトを悲劇が襲った。母親の客死である。当時、モーツァルトはパリ
での地歩を固めようと必死で、各方面に出向いては、自分の売り込みに余念がなかった。おのずと昼夜を問わず、活動するため、一人寂しく
彼の帰りを待つ母親の体調不良に細やかな注意を払う暇もない。異国の事とて、かかりつけの医者も、使い慣れている常備薬もなく、アンナ
は閉塞した寒い部屋で安静にしているしか手がなかった。しばらくして知人の医者が呼ばれたが、手遅れで、苦痛の数日を過ごした後、母は
逝ってしまった。モーツァルトは亡骸を前に、父親に手紙をしたためた。「おかあちゃんが、やばいんや。いつものように瀉血してもーたん
やけど、それは、仕方なかったんやで。そのあと、具合はよかったんやから。でも、何日かしたら、悪寒を言い出して、それに熱っぽいと。
それから下痢と頭痛が…黒色粉薬を使いたかったんやけど、持ってへんし、ここでは手にはいらへん。…で、だんだん悪なるばっかりで、か
すかに話しするけど、聴力なくしてるから、叫ばんと聞こえへんし…めっちゃ弱りきって、熱があり、うわ言ゆーてる…僕はもう長いこと、
昼夜関係なく、恐れと期待の間を行ったりきたりしてるんや。でも、すべて神様の思し召しに任せてるねん。…どんなことも、僕らにとって
最善なことをしてくれはる神様が、そー望んだはることが、僕には分かるねん。何でかって、そら、どんな医者も、どんな人間も、どんな不
幸も、どんな偶然も、人の命を与えたり、奪ったりすることはできんからや。それは神様にだけ可能なことやと僕はおもてる。…だから言う
て、おかあちゃんが死ぬやとか、希望が消えてしもーたって言うてんのとちゃうで。また元気で健康になるかもしれへん。」涙がもう出なく
なるまで悲しんだモーツァルトだが、この凍りつくような事実を、そのまま父親に告げる勇気はなかったのである。

(18) 可哀そうなおとーちゃんに、勇気与えたって。
 異郷の地、パリで母を亡くすという衝撃的な出来事に、モーツァルトの心は当然動転したが、同時に、絶望に沈む父親を思うと、やはり、真
実を言う勇気がなく、信頼できる故郷の友人に手紙で援助を求めた。「なあ、一緒に悲しんでくれへんか!今日は人生最悪の日になってしもた。
今、真夜中の2時にこれ書いてんやけど、なあ、聞いて、これだけは言わなあかん。僕のおかーちゃんが、めっちゃ好きなおかーちゃんが逝って
しもたんや。神様がおかーちゃんを呼びつけはったんや。神様がそー望まはったことは、間違いない。…神様が、おかーちゃんを僕にくれはった
んやさかい、今度は、神様が僕からおかーちゃんを取り上げはるのも自由や。ただ、この二週間僕が耐え忍んだ不安やとか心配やとか絶望やとか
を想像してみてよ。おかーちゃんは、自分に何が起こっているのか知らんと、逝ってしもたんや。まるでろうそくの光が消えるみたいに。」友人
の名はブリンガー師、モーツァルト家の親しい友人である。友人には率直に母の死と自分の心情を伝え、次のように懇願した。「なあ、友達とし
てのお願いなんやけど、おとーちゃんに、このつらい知らせがなんとか受け入れられるよー、上手に事情をそれとなく、言うてくれへんか。もち
ろん、おとーちゃんには、手紙書いたんやで。でも、かなり悪いって書いただけやねん。…もう僕の心はだいぶ前から落ち着いてるねん。…僕は
神様に二つのお願いをしたんや。おかーちゃんがあんじょう成仏できますようにと。それから僕に力と勇気をくださいと。神様は二つともほんま
にちゃんとやってくれはった。…なあ、頼むから、可哀そうなおとーちゃんに気を配って、勇気与えたって。おとーちゃんがこの最悪の知らせを
はじめ聞く時、過度のショックを受けへんように。」心は千千に乱れたが、事態の収束のため何をしなければならないか、モーツァルトは必死に
考えるのであった。