4月比叡山の植物


4月の比叡山で見ることができる草木を写真で紹介します。



(1)エイザンスミレ (2)タチツボスミレ  (3)シハイスミレ  (4)ナガバノスミレサイシン  (5)ミヤマキケマン (6)ムラサキケマン (7)ヤマルリソウ  (8)ヒメエンゴサク  (9)トウゴクサバノオ  (10)ボタンネコノメソウ (11)ミヤマカタバミ  (12)ハルトラノオ  (13)キランソウ  (14)ヒカゲノカズラ (15)ニワトコ  (16)シキミ  (17)ヤマザクラ (18)アブラチャン  (19)クロモジ (20)コクサギ  (21)ヤマブキ (22)サイゴクミツバツツジ  (23)ナガバモミジイチゴ (24)フキノトウ  (25)イタドリ (26)タネツケバナ (27)ウシハコベ (28)ワサビ (29)ツバキ (30)コンロンソウ (31)シャクナゲ (32)ヤマネコノメソウ

エイザンスミレ[すみれ科]

山地の樹木のかげにある。春に紫白色の大形の花をつける。 現在、比叡山にはその数が少なくなった。



タチツボスミレ[すみれ科]

普通各所に多く見られるもの。淡紫色の花をつける。



シハイスミレ[すみれ科]

紅紫色の花をつける。葉の裏面が紫色である。和名は「紫背(シハイ)スミレ」の意味。

ナガバノスミレサイシン[すみれ科]

「スミレサイシン」より葉が長い。

ミヤマキケマン[けし科]

ケマンには「ヤマケマン」「キケマン」があり、種の形が異なる。

ムラサキケマン(ヤブケマン)[けし科]

紫色の花をつける。日かげに生えている。

ヤマルリソウ

ヒメエンゴサク[けし科]

山の林の中に生える多年草。4~5月頃に碧紫色の花。ヤマエンゴサクに似るが葉が違う。

トウゴクサバノオ[きんぽうげ科]

鯖の尾の形をした果実をつける。山の陰湿菜ところに生える多年草。

ボタンネコノメソウ[ゆきのした科]

谷間の湿地に生える多年草。4~5月頃に10cm内外の花茎を出し、苞葉は一部黄色となり、 その中に暗紫色のがく片が直立する。

ミヤマカタバミ(エイザンカタバミ)[かたばみ科]

「深山かたばみ」の意味。比叡山に多いので別名がつけられた。春に白色の花をつける。

ハルトラノオ[たで科]

山地の樹下にはえる多年草。5月頃10cm前後の花径に長さ2~3cmの総状花をつける。 春に「虎の尾の形」をした花をつけるので、この名前がつけられた。

キランソウ(ジゴクノカマノフタ)[しそ科]

地面に「かまのふた」のように一面に広がって花をつけるので、この名前がついたのであろう。

ヒカゲノカズラ[ひかげのかずら科]

山地の比較的日当たりの良いところに自生している。花にあたる「子のう穂」から胞子を出して 仲間を増やす

ニワトコ[すいかずら科]

葉のつき方に特徴がある。葉は薬草として使われる。

シキミ[しきみ科]

山地に生える常緑小高木。葉に香気がある。ハナノキと言って仏前にそなえる。

ヤマザクラ

葉柄は2~3cm、無毛、常赤色。花は4月葉と同時に開き、2~3個散房状につく。

アブラチャン[くすのき科]

果実に油を多量に含んでいるので昔は油をとり出していた。

クロモジ[くすのき科]

小枝を折ると良い香りがする。「ツマヨウジ」の材料として使われている。

コクサギ[みかん科]

落葉の低木。葉の表面光沢有り。臭気を出す。4月末に花をつける。雌雄異株。

ヤマブキ[ばら科]

「山振り」の意味で枝が細弱で風に吹かれるたびに振れるのでこの名前がついた。園芸種には 八重咲きのものがある。

サイゴクミツバツツジ

ナガバモミジイチゴ[ばら科]

山野の日当たりの良い荒地路ばたに多数ある。5月に白色の花をつけ、6~7月に橙黄色の果実を つける。大変美味。

フキノトウ[きく科]

イタドリ[たで科]

新春には太い茎が食べられる。夏になると雄花、雌花が違った株にできる。

タネツケバナ[科]

湿地に多い越年生の草木。苗代に「もみだね」をまく頃に花をつけるので、この名がついた。

ウシハコベ[なでしこ科]

道ばたや田畑のすみなどに生える越年草~多年草

ワサビ[あぶらな科]

ツバキ[つばき科]

コンロンソウ

シャクナゲ[つつじ科]

ヤマネコノメソウ