7月比叡山の植物


7月の比叡山で見ることができるの草木を写真で紹介します。



(1)オカトラノオ (2)コマツナギ  (3)アカショウマ  (4)ダイコンソウ  (5)ワルナスビ (6)ナツツバキ (7)ミヤマタニソバ  (8)マタタビ  (9)ヌスビトハギ  (10)ミツバ (11)ヤマアジサイ  (12)ヤマジノホトトギス  (13)オトギリソウ (14)ノリウツギ  (15)ムラサキシキブ  (16)ネジバナ

オカトラノオ[さくらそう科]

山地の乾いた所にはえる。花の形が「虎の尾」に似ていて、陸(おか)にはえているからこの名がついた。湿地に 生えているものを「ヌマトラノオ」という。


コマツナギ[まめ科]

原野に多い小灌木。根がかたく、しっかり地面につく。駒(馬)をつなぐのに使うほど根がしっかりしているので この名前がついた。


アカショウマ[ゆきのした科]

山地に生ずる高さ60cm内外の多年草木。白色の小花をつける。

ダイコンソウ[ばら科]

根元の部分の葉は「ダイコン」の葉に似ているので、この名がついた。

ワルナスビ(オニナスビ)[なす科]

北アメリカ原産の帰化植物。地下茎をのばして繁殖力が強い。葉の茎に鋭い毛が生えている。

ナツツバキ[つばき科]

7~8月に径約5cmの白色の花をつける。釈迦堂、浄土院にも「婆羅樹」として大切に保護されている。

ミヤマタニソバ[たで科]

山地の湿地に生える。葉は三角形で質はうすい。。

マタタビ[さるなし科]

山地にはえるつる性植物。夏期に五弁で梅花状の花をつける。虫が入った果実は表面に凸凹ができ 薬用になる。猫が大変喜ぶ。

ヌスビトハギ[まめ科]

山の木陰に生える。果実は成熟すると衣類によくくっつく。

ミツバ[せり科]

山地の木陰などに生える多年草。野菜として栽培され、また薬用にも利用される。 花期6~7月、生育地山地、分布日本全土。

ヤマアジサイ(コガク)[ゆきのした科]

初夏に山地に咲く。花は白色であるが、うす青色のものもある。

ヤマジノホトトギス[ゆり科]

山地の樹下にはえる。山路のホトトギスの意味。葉の模様が「ホトトギス」の腹の縞模様に似ている

オトギリソウ[おとぎりそう科]

葉をすかして見ると黒色の小さい点(油点)が多数見られる。切り傷に良く効くと言われている。

ノリウツギ[ゆきのした科]

茎を折ると糊のようなねばった汁が出るので、この名前がつけられた。

ムラサキシキブ[くまつづら科]

秋になると紫色の果実がつくので、この名前がついた。

ネジバナ(ムデズリ)[らん科]

花が「ネジレ」ているのでこの名前がついた。