5月比叡山の植物


5月の比叡山で見ることができる草木を写真で紹介します。



(1)トキワハゼ (2)ミヤマヨメナ  (3)ハルジオン  (4)ツボスミレ  (5)ホウチャクソウ (6)シャガ (7)ヤナギタンポポ  (8)ヘビイチゴ  (9)コクサギ  (10)ヤマジノホトトギス (11)ツルカノコソウ  (12)ミズナ  (13)ハナイカダ  (14)ウバユリ (15)ニワトコ  (16)ウノハナ  (17)コツクバネウツギ (18)ヤブジラミ  (19)ナガバモミジイチゴ (20)ミヤマハコベ  (21)タニウツギ (22)ジシバリ  (23)ヤブタビラコ (24)マムシグサ  (25)キツネノボタン (26)コアジサイ (27)サワギク (28)コゴメウツギ (29)ボタンネコノメソウ (30)トウバナ (31)ウワバミソウ

トキワハゼ[ごまのはぐさ科]

くちびるの様な形の花びらがある。ムラサキサギゴケとよく(くちびるの形)似ているが 形が小さい。走出枝がない。


ミヤマヨメナ[きく科]

山地にはえるヨメナ。平地にはえるヨメナより花弁が大きい。ミヤコワスレはこの植物の園芸品種 である。


ハルジオン[きく科]

関東地方から移ってきた気化植物。茎の断面が中空はハルジオン、茎の断面が中空でないは ヒメジオン

ツボスミレ[すみれ科]

草地の湿ったところに普通なスミレ。花は小形(10~13mm)で白色。

ホウチャクソウ[ゆり科]

山地の林にある。よく似たものにナルコユリ、チゴユリ。いずれも5月頃に花をつける。

シャガ[あやめ科]

木の下の日陰に多い。5月頃、白色に紫の斑点のある花をつけるが果実はできない。

ヤナギタンポポ[きく科]

山に生える多年草。葉のふちに小数の凸部がある。8~9月頃に黄色の花をつける。

ヘビイチゴ[ばら科]

道ばたに生える多年草。花弁5枚。紅色の果実をつける。

コクサギ[みかん科]

落葉の低木。葉の表面光沢あり。臭気を出す。4月末に花をつける。雌雄異種。

ヤマジノホトトギス[ゆり科]

山地の樹下にはえる。山路のホトトギスの意味。葉の模様が「ホトトギス」の腹の しま模様に似ている。

ツルカノコソウ[おみなえし科]

山の湿地にはえている。根元から「つる」を出す。初夏に白色の小花を沢山つける。

ミズナ(ウワバミソウ)[いらくさ科]

茎の葉は水分が多く、ミズナ、ミズの名がついた。へびが食べ過ぎたときこの草を 食べるとすぐに消化したのでウワバミソウという。

ハナイカダ[みずき科]

6~7月頃に葉の中央に淡緑色の花をつける。花のあと黒色の果実をつける。「花をのせた筏」 の意味。

ウバユリ[ゆり科]

夏に緑白色の花をつける。花が咲くときには、葉が枯れて無くなっていることがある。 「歯(葉)がない」ので姥にたとえてこの名前がつけられた。

ニワトコ[すいかずら科]

葉のつき方に特徴がある。葉は薬草として使われる。

ウノハナ

コツクバネウツギ

日当たりの良い森にはえる落葉低木。5~6月に開花。

ヤブジラミ[せり科]

果実は卵形で毛があるので衣類などによくくっつく。形が「シラミ」に似ているのでこの 名前がついた。

ナガバモミジイチゴ[ばら科]

山野の日当たりの良い荒地路ばたに多数ある。5月に白色の花をつけ6~7月に橙黄色の 果実をつける。大変美味。

ミヤマハコベ[なでしこ科]

山地に生える多年草木。ガクと花弁が同じ長さは「はこべ」、ガクが花弁より短いは「ミヤマハコベ」

タニウツギ[すいかずら科]

平地と山上では開花の様子が違う。気温によって花の咲き方が違うことがよくわかる。

ジシバリ[きく科]

ヤブタビラコ[きく科]

大部分の葉は根元から出る。総包片は7片。コオニタビラコの総包片は5片

マムシグサ[さといも科]

茎が「マムシ」の模様に似ているので「マムシグサ」ともいう。秋になると赤色の実ができる。

キツネノボタン


コアジサイ[ゆきのした科]

葉は対生。初夏にうす青色の花をつける。装飾花がない。

サワギク[きく科]

深山の湿地にある。全体が弱々しい菊。比叡山では比較的少ない。

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コゴメウツギ[ばら科]

5~6月頃に小さな花をつける。比叡山には比較的多い。

ボタンネコノメソウ[ゆきのした科]

谷間の湿地に生える多年草。4~5月頃に10cm内外の花茎を出し、苞葉は一部黄色となり、 その中に暗紫色のがく片が直立する。

トウバナ[しそ科]

五重塔の形に花がついている。和名は「塔花」の意味。

ウワバミソウ(ミズ)[いらくさ科]

茎の葉は水分が多く、ミズナ、ミズの名がついた。へびが食べ過ぎたときこの草を 食べるとすぐに消化したのでウワバミソウという。