9月比叡山の植物


9月の比叡山で見ることができる草木を写真で紹介します。



(1)マルバハギ (2)キツネノマゴ  (3)イヌタデ  (4)ヒドリバナ  (5)ワレモコ (6)ツリガネニンジン (7)ヨメナ  (8)オトコエシ  (9)イヌガラシ  (10)アカソ (11)チジミザサ  (12)ツリフネソウ  (13)ミズタマソウ (14)オハラメアザミ  (15)ミゾソバ  (16)ウド (17)トリカブト (18)ミカエリソウ (19)ノブキ (20)ミヤマタニソバ (21)カリガネソウ (22)フジクロセンノウ (23)ノササゲ (24)ヘビイチゴ (25)キンミズヒキ (26)アキチョウジ (27)オタカラコ (28)ツルニンジン (29)ヒメジソ (30)ツルリンドウ

マルバハギ[まめ科]

日当たりのよい山地にはえる。花は8~9月に開花。葉は楕円形。先端やや凹頭。


キツネノマゴ[きつねのまご科]

道ばたに多い一年草。上唇が白色、下唇が薄紅色で白い斑紋。


イヌタデ[たで科]

湿地に生える普通のたで。高さ20~40cm。

ヒドリバナ[きく科]

山野の乾いた土地の生える。花は白色。時には薄紫のものもある。葉は対生し、雌しべの先は花弁より長い。

ワレモコ[ばら科]

草地に生える多年草。比叡山のワレモコは富士山麓から入れたドライブウエイの芝の中にある。

ツリガネニンジン[ききょう科]

葉のつき方が輪生。花がよく似ているが葉のつき方が互生のものをヒメシャジンという。

ヨメナ[きく科]

山野に普通な多年草。茎は高さ60~120cm。若芽は食用になる。似たノコンギクとの比較は冠毛による。

オトコエシ[おみなえし科]

黄色の花が咲くのが「オミナエシ」、白色の花が咲くのが「オトコエシ」。果実の背中に丸い 羽がある。飢饉の時にこの葉は食用に使われた。

イヌガラシ[あぶらな科]

料理に使う「カラシ」に似ているがからくない。ニセのカラシの意味。

アカソ[いらくさ科]

山地に生える多年草。茎が赤く葉には大きなギザギザがあり先端はとがる。

チジミザサ[いね科]

「縮み笹」の意味。日陰の山路に多い。秋になると粘りのある液体を出した実が動物の体によくつく。

ツリフネソウ[つりふねそう科]

「釣船草」の意味で花の形からこの名前が付いた。

ミズタマソウ[あかばな科]

山地に生える多年草。総状花穂をつける。果実は球形、毛を多数つける。この形から名前がついた。

ミゾソバ[たで科]

道端に普通に見られる植物。溝によくはえる。「ソバ」の花に似ている植物の意味。

ウド[うこぎ科]

高さ1.5mにもなる。若い芽を食用にする。

トリカブト[きんぽうげ科]

舞楽を演奏する人がかぶる甲に花の形が似ているのでこの名が付いた。根に猛毒のアルカロイドを含む。 近畿地方のものはキタヤマブシ。

ミカエリソウ[しそ科]

関西より西の山地に生える。山の木陰に群落を作って生える。亜低木で茎は高さ40~100cm 古い枝は淡褐色で光沢があり、若い部分は密に星状毛。

ノブキ[きく科]

山地の樹の陰にある。根から出た葉は「ふき」に似ている。果実は、他のものによくくっつく。

ミヤマタニソバ[たで科]

山地の陰地に生える。葉は三角形で質は薄い。

カリガネソウ[くまつづら科]

山地に生える多年草。臭気がある。おしべ、めしべが長くそとへ突き出る。

フジクロセンノウ[なでしこ科]

山地の林下などに生える多年草。

ノササゲ[まめ科]

山地に生えるつる性植物。花は8~9月に開き、黄色。果実は長さ4~5cm。熟すと紫色となる。

ヘビイチゴ[ばら科]

道端に生える多年草。花弁5枚。紅色の果実をつける。

キンミズヒキ[ばら科]

黄色の長い花穂を金水引にたとえてこの名前がついた。

アキチョウジ[しそ科]

T字形に花がつくのでこの名前が付けられた。山地に咲く花。

オタカラコ[きく科]

湿地にある。根生根は長さ30cmにもなる。黄色の頭上花をたくさんつける。

ツルニンジン[ききょう科]

つる性で2m以上にもなる。花弁は五裂して外面は白緑色。内面は褐紫色の模様がある。

ヒメジソ[しそ科]

ツルリンドウ[りんどう科]

山の木陰に生えるつる草。花は淡紫色。果実は赤く熟す。