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ゲームというより環境ソフト
終わりのない飼育シミュレーション

AQUAZONE for SEGA Saturn
対応機種サターン
メーカー9003inc.
ジャンル飼育シミュレーション
あっさり系 (測定不能) やりこみ系
補足事項:
追加データディスクが5枚別売されている。

画面
ソフト紛失によりPC版の画像です。

ストーリー
 ありません。

システム
 TV画面を水槽に見立てて、熱帯魚を飼ってしまうというソフトです。サターンの内蔵時計により、ゲームを起動していなくても時間が進み、魚たちも本物の熱帯魚よろしく成長していきます。
 水槽の水質管理なども細かくでき、水草や背景、中に入れる置物なども実にいろいろなものが選べ、自分好みの水槽が作れます。

 スタートディスクでは、3種の熱帯魚が飼えますが、別売りの追加データディスクを使用することにより、最大8種の熱帯魚を飼うことが可能。
 ちなみに、水槽や魚を増やすのに必要なパラメータなんてないのでいくつでもパワーメモリの許す限り飼うことが出来ます。

 PC版で同名のソフトがありますが、こちらはその簡易版といった方がよいかも。

レビュー:
 面白いとか、面白くないとか、そういった評価はあまりこのソフトには適さないですね。なにしろ、「熱帯魚飼うだけ」と言ってしまえばそれまでです。飼う理由も、クリアしなければならない目標も、エンディングすらないので、「熱帯魚飼いたいけど水槽置く場所がちょっと…」とか「いきなり飼うのは難しそう…」なんて思っている人にはぴったりかも知れません。

 PC版でかなり評判が高かったこのソフト、サターン版になってもその実物を追求したシステムはそのままです。ただ、系統図などの一部機能は削られています。残念ながら。

 プレイして熱帯魚を飼うのは実に大変だということがよく分かりました。出店の金魚なんてレベルじゃありません。水温の管理、水質の管理などはともかく、病気になったときの対処の仕方などいろいろ覚えないとうまく飼うことができなかったりしました。

 ただ、それらのことを踏まえて飼っていくと、なかなか面白いもので、つがいにした魚が卵を産んだときなど、うきうきしながら卵孵化用の水槽を準備したものです(そのまま放っておくと他の魚に卵を食べられちゃうので。)。

 餌は設定した時間置きに自動でやってくれる仕様になっているので、別に毎日見なくちゃいけないわけでもなく、「卵から増やしたい」とか、「病気にさせたくない」とか特にこだわりがなければ、ぶっちゃけ月2回ぐらいでも魚によっては世話していけます。当然、魚も寿命がありますから、どんなによく世話していても死んでしまったりもしますが、それはまぁしかたありませんし。

 あえて、欠点をあげるなら、魚が病気になったときに、隔離水槽に入れて薬をあげるのですが、薬の分量がマニュアルには間違った数値しか書かれていないってことですか。攻略本を手に入れるまでは、病気の魚を直してやることが出来なくて苦労しました。

 ちなみに、私はこのソフト、3年間はプレイしてました。最近、PC版でアクアゾーン2が発売されるという話を聞いたので、そっち飼ってみようかなぁ…などと思う今日この頃(←マシンスペック的に無理でした。とほほ…)。