Cレーションに挑戦10

 コンバットレーションとは簡単に言うと戦場での携帯食でありまして、久々更新となる今回はおなじみ米軍にて普及しているMREレーション、ショットショーというイベントで売られていた物を購入した物の3品目。

「MENU NO.20 SPAGHETTI WITH MEAT SAUCE」

英語で読んでそのまんま、ミートソースのスパゲッティです。



 メインディッシュはまぁまともだろうと予想は付きますが、他のメニューがやや心配。中身はといいますと…。(以下表記は食後に訳してありますが、もちろん食前には一部以外さっぱりでした。)

     ミートソース・スパゲッティ
     薄く焼いたパン
     チーズスプレッド
     クラッカー(ピーナッツバターサンド)
     飴?
     ドリンク??
     ミニパック
     MREヒーター



 いつもと比べて全体的な品数が少ないような気がします。いつもならミニパック並べる余裕なんてないわけですが、今回は本パックとミニパック並べてもまだフレーム内に収まるほどの品数の少なさ…。
 ってことは、1品当たりのカロリーがいつにも増して高いってことか?

 ミニパックの中身。

     インスタントコーヒー
     粉末ミルク
     砂糖
     タバスコ
     塩
     ガム
     お手拭き
     ティッシュ
     マッチ

 今回のパックの内容はいたって普通。
 タバスコのみ経年劣化で色がかなり薄くなっていました。ただ、量が小瓶の半分しかなかったのは経年劣化といえるのかどうか???

 今回のお菓子。開封してみたら透明の包装に包まれた中身がありました。長期間保管していた時に熱さで中身が解けたのか若干ベトベトしていたので、飴かな…と思っていたのですが、中身はチューイングキャンディでした。(飴じゃん)
 少しべとついた透明の包装をてっきりオブラートだと思って、1分ほど包装ごと舐めていたのは激しく内緒です。 



 サブメニューかと思ったらどうやらイチゴ風味のドリンクのようです。袋開けて水入れたら、口閉じて1分ほど袋をよく振れと書いてあります。
 単純に溶かすだけの粉粉末なら今まででもありましたが、シェイクしろっての今回が初めてでした。振った結果は完成写真で。




上段:薄焼きパン、チューイングキャンディ、クラッカー、ストロベリーシェイク、コーヒー
下段:チーズスプレッド、ミートソーススパゲティ


 さて何とか完成したので試食開始。

 スパゲティはスプーンで食べられるようパスタが短めになっていますが、いたって普通のミートスパゲティ。何も問題がない品です。正直もっと量があってもいいです。

 薄焼きパンはチーズスプレッドをつけて食べたのですが、このチーズスプレッドが実はちょっとした曲者。そのままだとやや固いかなと包装をお湯につけて柔らかくしたのですが、皿に盛り付けた後に冷めはじめるとまた固くなりだし、そうなると冷えたバター並みに固いので、塗って食べるというよりは、スプーンでパンに乗せて食べるといった感じ。

 見事なまでのショッキングピンクなストロベリーシェイク。こーいうドギツイ色の食べ物を見て美味しそうと思うのは正直アメリカ人だけじゃないかと思ったのはさておき、味の方はというと、なんというかイチゴ味のポッキーのチョコ部分だけドリンクにしましたとしか思えない味でした。表現から想像に難くないと思いますが、無論、甘いです。量が1合ほどあります。甘党じゃない人ならきっと言える。「食事にこれは勘弁してください。」

 クラッカーは市販品のやつでピーナッツバターを挟んだやつでした。ごくごく普通の味。他チューイングキャンディやコーヒーも問題なしです。   


 スパゲッティが普通に食べられるので、メインメニューとしては当たりなんですが、シェイクドリンクのくどさが微妙にそれを打ち消しております。おまけにメインとコーヒー以外が全てお菓子レベルの品という…。
 カロリー的には十分な筈なんでしょうけど、これで満足に食事をしたという気分になれるかどうかが問題です。シェイクで胸焼けはするかもしれませんが。

 これで今のところ手持ちの品は全て完食いたしました。次の機会があるかどうかは分かりませんが、やる気と食う気と入手の機会があればまだ続くかもしれません。
 通信販売もあるみたいですが、インターネットで見てるとメニュー選べずに12食セットとか24食セットごとの世界なので、流石にそんなに在庫溜め込むと、精神的にもカロリー的にもよろしくないので…。

よろずメニュー