きまぐれDiary                                   トップへ戻る  

05.01.21

 やっぱり、今冬は暖冬である。例年なら、朝夕の冷え込みで車のガラスはよく凍る。でも、今年はそれが一度もないのだ。小さかった頃当たり前にあった軒の「つらら」、残念ながらここ数年見たことない。今日久々にここ彦根でも積雪をみたが、この冬型もいつまで続くことやら。

 昨晩アメリカ大統領の就任式があり、日本では今日から通常国会が召集される。国際紛争や経済問題の解決も大切なことだと思う。でもお歴々には、もっと環境問題にも目を向けて頂きたい。私は、「地球温暖化」には絶対反対である。多少の経済的犠牲や文明後退のリスクを負っても、現代人が取組むべき重要な問題だと思うんですが、如何でしょうかね、ブッシュさん、小泉さん?

04.12.09

 クライミングに出かける時は、カメラを持って行くようにしている。基本的には一眼レフ、レンズは望遠ズーム100-200、重いが我慢してあげている。でも、ポジフイルムは高価なのでたくさんは撮れない。よって駄作がほとんど。やっぱり写真は、数多くシャッター切らねばいいのが撮れない。

 それでも、たまにはいい写真もある。テーマは「クライマー」。最近は、現像したポジをスキャナで読み込んで、モノクロに変換している。加工することに最初抵抗もあったが、こうすることで自分が表現したかったクライマーの「気」が浮き出てくる。

 被写体となったクライマーに、プリントアウトしてあげると、結構喜んでくれたりもする。自己満足な世界ではあるが、クライミング同様楽しませて頂いている。

04.10.7

 今年はホントに雨が多い。週末になると予報に傘マークが見られ、岩も濡れる。週末クライマーの僕は、一回降られると外岩に行くのが一週空いてしまい、どうもイカン。月2回程度のトライでは、調子も出ずジレンマの秋だ。

 夏にギックリ腰で静養した分も合わせると、気分的には全然登ってないような感じだ。11月の天候は今のところ安定しそうなので、これからが本番かな。

04.10.7

 週末になると雨が振る。外岩に行ず、ストレスたまりまくりだ。そんな折りのコンペのルートセット。ごきげんな訳がない。
それでも気持ちを切り替え、良いルートをとがんばった。

 コンペは高校生の大会。まだまだ未熟者の彼等だが、やる気とガンバリには見るものがある。ぼくのマンネリ化したクライミングにも喝が入る。逆クリップや不馴れな墜落でヒヤヒヤものも多かったが、幸い結果もうまく出て競技会は無事終える事が出来た。

 セッターにとって結果が出ること自体うれしいものだが、それ以上に僕の心に爽やかさが残る。外岩には行けなかったが、若い彼等に大切なものをもらったような気がして、なんだか得した気分の週末だった。

04.09.22

 先週末の連休は、仕事で名古屋方面に出かけなければならなかった。そのついでといってはなんだが、クライミング用品とテント装備を一式車に積み込んで、そのまま鳳来に向った。

 実家の母に家をあける旨を伝えたところ、「あんたらは釣バカみたいやな」と言われた。
 う〜ん、かなり当ってるかも!

04.08.26

 連日連夜、テレビでアテネオリンピックでの日本人の活躍ぶりが報道されている。それを見聞きして、彼等の活躍を賞賛すると同時に、その身体能力の高さに改めて感動する毎日でもある。そこに至るまでの選手達の努力と精神力には、まさに脱帽の一言である。

 でも、彼等一人では決してなし得ることができないのも事実である。現代スポーツにおいて、トップアスリートになりうるには、施設やコーチングを初めとする良好な競技環境と膨大なお金が必要な事は明白である。僕は、それがたとえ税金であってもこれに異論を唱えるべきでないと思う。

 深夜のマラソン中継が29%の視聴率を出したことでもわかるように、国民の大多数の人々はスポーツが好きなのだ。また、スポーツにはそれだけの価値があると、僕は信じる。ただしその為には、今までよりも公正でオープンな情報公開と明確なビジョンをそれぞれが示して取組んで欲しいと思う。

 スポーツするにはお金が掛る、ということを日本の国民もそろそろ認知すべきであろう。
こんな末端のクライマーである僕でさえ、クライミングジムに通う時代である。思えば、以前なら貧乏人でも出来たクライミングも、金がかかる時代になった。

04.07.29

 疲労の蓄積からか、先日より左腰に痛みを感じていた。そんな先週の末、重い物を無理な体勢で持ち上げようとして、さらに痛めてしまった。いわゆる「ぎっくり腰」である。

 仕事だった為、その後無理して作業を続行して納めたもんだから、とうとうその日の晩は痛くて立てなかった。週末は友人とのクライミングをキャンセルして、丸二日間痛みに耐えてゴロゴロしていた。これほどの腰痛は生まれて初めてだった。椎間板や仙骨の剥離だったら後遺症の恐れもある。

 でも幸いにも医者にいって診断してもらった結果、筋肉の損傷で済んだとのこと。しばらくは静養して筋肉の回復を待つことにしよう。本気での復帰は秋くらいかな。

04.07.15

 先日より友人とメールで、ちょっとした論議を交している。と言うのは、あるジムでグリグリの使用方法と、警告に近い注意の呼び掛けがあったことに対してだ。

 僕は以前よりのグリグリ使用者、友人達はATC派である。友人達は危険性のあるグリグリは、もう使わないようにしようと言う。対して僕は、使用方法さえ間違わなければ確保器具として信頼性は大きいと訴える。これをきっかけに、話しはクライミングスタイルまでに発展し、結果的に互いの志向を深めあえたと思う。

 僕は普段より、クライマーとして常に検証を繰り返し、より安全にクライミングを楽しめるよう心掛ける事は、クライマーとしての責任だと思っている。話し合いの中で多少の意見の相違はあっても、やはり多くを語り合うことでマイナスになることは何一つないと今回の事で確信出来た。

04.06.18

 今週は、えらく物入りな一週間だった。このHPや仕事で使っているパソコン。この周辺機器であるスキャナ2台(フラット、フィルム)が機能不全な状態になった。Macでスカジーで繋いでいた、ということからも、結構な年数使っていたことがお察し頂けるだろう。いろいろ復旧を試みたが頻繁にフリーズするようになって、これもお年寄りのMacG3本体に悪影響があると判断。思いきって最新マシーンのスキャナを購入した。

 幸い妻のパソコン(iMac)がネットワークされているので、このお年寄りMacへの負担も軽くなりそう。これでしばらく安心と思いきや、なんと我が家最高齢機器であったプリンター(9年使用)も、機械的機能不全(紙送りが出来ない)に陥る。今週合わせて3台の愛用機器が、後日粗大ゴミとして処分される。続けさまの故障のショックと経済的打撃も大きいが、それ以上にたとえ機械であっても別れの哀愁を感じてしまう。

 せめて心の中でお礼を、「今まで、ありがとうございました」

04.06.03

 雨に降られる覚悟で出かけたツアーだった。でもその判断は大正解。見事に天気予報は外れて、二日間とも良く晴れてくれた。

 初日は「ミルキータワー」に。ここでは「空へ」をオンサイトトライした。このルート25メートル近い長いルートで僕好み。でも、最後の核心でパワー切れフォール。2度目も同じとこで詰まり、ゲームオーバーとなる。悔しい思いを噛み締めながらロワーダウンしたが、けっして悪い気分の敗退では無かった。そのあと一本フラッシングして、この日の充実したクライミングを終えた。

 その後はお楽しみの宴会。風呂に入ってからテン場に戻り、用意したキノコちゃんこ(キムチ入り)をみんなで頂く。メンバーから「星みっつ」頂き、御満悦の夜だった。

 次の日は疲れた身体に鞭打って、パラダイスへ。暑さもあってか誰も来ず、我々だけの貸し切りエリアとなった。僕は「タートルロード」を2回めでRP。全体的にかっぶたフェイスを、ムーブで豪快に越えていく気持ちのいいルートだった。僕的には、昨夜のちゃんこ級の「☆☆☆」だった。

04.05.27 

 久々に、泊りでのクライミングのツアーを計画している。場所は、鳳来。パラダイスかミルキー方面に行こうかと目論んでいる。双方とも、去年も訪れているエリアだ。もちろんターゲットは絞ってある。

 でも一つ大きな問題が。それはこの週末の天気。う〜ん、こればっかしは、いくらがんばってもどうしようもない。奇跡的な好天を願うしか無いか。

 そう言いつつもテントでの夕飯、なににしようか考えながらの買い出しは、いくつになってもホントにたのしい。

04.05.21

 自分だけで登っていると、どうしてもMAXグレードか新しい課題にしか、触らないことが多くなってしまう。でも最近、初心者の人と登る機会が増えて、今までやったことのあるルートに久々に取り付くことがある。

 人の面倒を見ることは、自分にとって無駄な時間と労力を費やし邪魔臭く思っていたが、これが意外にもおもしろい。トライしていた時は、あんなに苦労して登っていたのに、今やってみるとまったく違うムーブで、流れるようにRP出来たりする。またその逆もあって、思いのほか厳しいムーブをしいられたり、ヤバい体勢でなんとか根性クリップなんて事もある。

 あのときより成長したのか、そうでないのか分からないが、また自分が狙っているルートに戻る時、この遠回りがプラスに働いているように感じることがある。トライルートのRPが、思ってたより少ない回数で落とせたりする。自分でもびっくりなOSができることもある。

 時間が制約されている分、集中力が増したのかもしれない。「不惑」と言われる年令にはなったが、迷いが無くなった訳でないんだが。いまちょっとだけ調子いいだけなのかもしれない。

 精進、精進!

04.04.08 

 月が変わって4月を向かえ、外は春らしい景色があちこちでみられる。桜や菜の花などが鮮やかに咲き、自然と気持ちも晴れやかになる。こうした陽気に後押しされてか、クライミングのモチベーションもしだいに上昇してきた。岩に触るのが楽しみになり、週末が待ち遠しい。

 最近書店で見つけたハウツーものの「パワーヨガ」を読み、見よう見まねでやっている。それまでは、ヨガなんてストレッチの変型バージョン程度に考えていた。でも実際やってみると、これが結構いい。体の柔らかい妻が苦労するポーズなんかもある。もちろん僕はどれも不完全なポーズしか出来ないが、ストレッチ効果だけでなく身体張力やバランス、筋力も駆使するので短時間するだけでも汗が出る。

 動きもあって、毎日少しだが飽きずに楽しんでいる。「パワーヨガ」侮れず。しばらく続けてみたいと思う。効果があればまた報告します。

04.3.24 

 「おそい!」とみんなから怒られそうだが、先週よりルートでのクライミングを本格始動した。

 ボルダリングやジムでのクライミングは切らさず続けていたので、そんなに力は落ちていないだろうと思っていた。でも久々の時のお約束で、単純に高さが恐い。恐いと自然に力が入る。おまけに岩を見る目も落ちていて、しばらく触っていなかった石灰岩ホールドがいまいち馴染まず乗切れず、さらに手に力が入る。
 当然パンプするのが早くなり、次のムーブに自信が持てない。「ちゃんとクリップ出来るやろか」不安とパンプは雪だるま式に大きくなる。「テンション」この言葉が躊躇なく出る。情けなくも落ちることも出来ず、自分の中の「弱虫クン」を恨む。

 これは気持ちを入れ替えて登り込まねばと、自分に言い聞かせた。二日間登り込んだおかげで、少し勘が戻ったようだ。その代償として、月曜日は筋肉痛と風邪のダブルパンチをもらい、つらい一日となった。サボった時間の代償は、以外に大きかった。

04.2.5   

 今年の冬は寒い。
それが証拠に、去年は週末になると外ボルダーによく出かけもんだが、今年はまだ2回程しかいってない。彦根から見える伊吹や鈴鹿の山も、年が明けてから白く雪をかぶったままだ。元来山屋だった性分からか、雪をまとった山を見るとそっちに行きたくなる。

 先日も奧美濃にバックカントリースキーに出かけた。えげつないラッセルに出くわし目的は達成出来なかったんだが、自分としては非常に楽しかった。装備と技術を持ち合わせたおかげで、厳しい自然も少しの間だがそこで遊ばせてくれる。そんな時、山屋やっといて良かったと密かに思う。

 もう立春は過ぎた。いずれまた、フリークライミングの季節が来る。 
今しばらく雪山と戯れよう。その間にモチベーションを養って、来るべき日に備えるべし。 

04.1.8

 昨年末、鳳来に出かけ目標だったオンサイトグレードのアップに成功できた。その気のゆるみからか、正月の間だらだら過ごしてしまった。はっきり言って、食べ過ぎた‥‥‥。
 昨年夏から少しずつダイエットして、ようやく3キロほど減量できたのに、あっという間に元どおり。昨夜、ジムで登っていても地球の重力をいつもより強く感じ、明らかに重くなった自分の体重を呪った。

 油断大敵、やっぱ今年も精進、精進!

03.12.25

 ついにクリスマスだ。今年も早いものであと6日。私にとって今年は、いろいろあったような何もなかったような、そんな一年だった。
 大きな反省点としては、CLUB [GAZ]の活動がほとんど出来なかった事。会員をはじめとする皆様に深くお詫びを申し上げます。年が明けたら、この分を取りかえすべくがんばりたいと思っています。思いとしては、芹谷のリボルトと遅れに遅れまくっている機関誌の発行。重い腰をあげて、なんとかやり遂げたいと思います。
 年末は、地元の若い衆と鳳来に行く予定。年の暮れにいいクライミングができるよう、がんばってきます。

 それではみなさん、よいお年を。来年も、クライミングを存分に楽しみましょう!

03.12.4

 いよいよ12月に入り、今年も残り少なくなってきた。毎年、年末の休みを利用して忘年ツアーを企画している。さて今年はどうしたものか、今のところまだ決めかねている。

 去年は、広島の帝釈に行った。寒い中、ピリッとしたクライミングができたと記憶している。今年もそうしてもいいな。秋に2回訪れた鳳来という手もある。一人でボルダリングツアーってのも乙なもんだ。

 こうしてあれこれ考える時間も、自分のクライミングにとって重要な事の一つだ。

03.11.7

 明日は、はやくも立冬を向かえる。長期予報では、今年は暖冬だと言う。でも昨冬も今夏もそうだったが、この長期予報あんまり当たらない。

 ここ彦根は、冬厳しい寒さと雪の降る北国。暖かい秋に油断してると今狙ってる課題も、そのうち寒さで登れなくなってしまう。11月は、気合い入れてがんばらねば。

03.10.30

 秋空の気持ち良さも相まって、週末ともなればモチベーションもあがって、岩場に行く機会もぐっと増える。でも、思うように成果は上がらない。クライミングってそんなもんだ、と言ってしまえばそうなんだが。

 どうも「あと一手 病」にかかっている。核心と言われるとこは以外とすんなり行けたりするのだが、これさえ取れればと言う一手で落ちてしまう。詰めが甘いと言うかオンサイトの能力が欠如しているというか。ここら辺をもう一度鍛え直して、又登りに行こう。

03.9.25

 先週より急に秋らしくなった。少し肌寒いくらいの気温の日もあり、慌ててロングスリーブのシャツを出したりしていた。いよいよクライミングのベストシーズン到来だ。

 ところが、最近寝違い癖がついて、首から肩にかけて筋肉の張りが取れない。そんな中ボルダリングに出かけたはいいが、落ちる度に首が痛くなる。夕方にはもう首が上がらずロボット状態。帰宅して湿布を貼って休んだが、次の日はもっと悲惨な状態だった。妻から今週はレストしろ!と指示され、痛さも相まってこれに従うことにする。

 でも、今週末は天気が持ち直すようで、我慢出来ずに登りに行ってしまうんだろうな。しばらく膏薬なしでいられない日が続きそうだ。

03.9.4

 ここのところweb更新をサボっています。いろいろ理由はあるんですが、所詮は言い訳です。ここは素直に謝っておきましょう。今後は真面目に更新もして行くので、これからもみなさん応援して下さい。

 これに似ていて、クライミングも自分が登れないとすぐ言い訳したくなります。こうなるのも人情というものです。「今日はぬめる」とか「あつい」とか「年のせい」とか「遠い」とか「わるい」とか・・・。でも、クライミングでこれを言ったらおしまいなんですよね。自分では言い訳しないクライミングを目指しているんですが、これがなかなか難しい。登れない現実を素直に受け入れることが辛くて、逃げ道をつくろうとしてしまいます。う〜ん、まだまだ修行が足りません。

 「言い訳するべからず!」これをテーマにまたがんばります。

03.7.17

 祇園祭の話題がニュースで観るようになると、近畿地方は梅雨明けするのが定説。「梅雨とはこうあるべき」的な、長かった季節もようやく終わりの兆しだ。

 そして、夏に備え気分を「おがわやま」モードに切り替え、しばらく仕舞われていたカム類を引っぱり出す。クライミングパラダイス「おがわやま」を思うと、メンテナンス作業にも自然と熱が入る。自分自信もスラブ・クラックモードに変換して、楽しい夏を思い描く。

03.6.27

 最近、気になる事がある。雑誌のグラビアである。と言っても女性グラビアでなく、クライミングシーンの写真だ。その中のトップクライマーのロープ結びが、ちょっと変なような気がする。どう見ても、エイトノットに見えない。見れば見る程、ブーリンのような気がする。

 いつの日からそうなったか知らないが、ブーリン結び御法度的風潮がある。でも思い返してみるとこのブーリン結び、ちゃんと結べばほどける事はない結びの王さまであったはず。それにフォールしてテンションがかかっても、そのあとパンプした手で苦労して解くこともないという、墜落の多い私にとっては有り難い結び方のようだ。

 グラビアにあるクライマーが、みんなこの結びにしていると言う証拠はなにもない。単なる私の見間違いかも知れない。でもちょっと発想を代えて、ブーリンで結んで登ってみるのもいいかもしれない。

 でもこれは、あくまで自己責任の範疇での話ですがね。

03.6.19

このところ、初心者とクライミングする機会が多い。それぞれ、きっかけや動機は違うものの、初めてするクライミングや初めて触る岩の感触に、皆一喜一憂している。登れなくて悔しがる人、慣れない高度に恐怖を感じる人、何がなんだかわからないが楽しくてしょうがない人、それこそ十人十色だ。その様子は見ていてとても新鮮だし、楽しい。クライミングの原点が、そこにあるように思う。

03.6.10

 最近クライミングを続けていくことは、本当に難しいと感じる。ある時期、集中的にいれ込んでがんばることは、誰でもできる。でも、その状態で、何年も続けられるかと言うと難しい。いくらがんばれといわれても、そんな気分になれない時や状況が許さない時もある。第一、自分はそんなに強くない。

 でも、やめようとはしないんだから、やっぱクライミングが好きなのだろう。あるいは、もうしかたなしにやっているのか?
いずれにしろクライミングをやり続ける以上、まじめに取組む必要はあるだろう。
 高い目標にトライする時や気楽に楽しく登る時、また新しい仲間とツアーに出かけたりとメリハリをつけて、この蒸し暑い時期を過ごすことにしよう。 

03.5.15

 自然派志向の自分としては、クライミングはやっぱり「生石」。人工ホールドには、どうしても愛着がわかない。でも、少しでも上手くなりたい一心で、御多分にもれずジムにはせっせと通っている。

 いつも行く「KO-WALL」では、いま課題のリニューアルが進んでいる。今回は特に、課題ごとに一手一手に意味をもたすような設定がなされている気がする。プラスチック嫌いのはずが、知らずうちに「思いっきり」楽しむ自分に気付く。人工壁も、捨てたもんじゃ無い。

 今週は天気もいま一つ、ジムでクライミングも悪くないかも。 

03.4.24  

 このクラブも発足して4年目を迎える事ができた。その間、機関誌を発行したりこのホームページをアップしたりで、何となく忙しくやってきた。でも実質的な活動の方は、滞りがちで反省している。

 見ればHPのカウンターが、10000を越えている。多くの皆さんの期待に、少しでも応えられるクラブになるよう、これからもがんばらねばと改めて思う。

 と同時に、自分のクライミングもさらなるグレードアップと願うのは、欲張り過ぎなのかな?

03.4.7 

 きのう5〜6年ぶりに京都金比羅の岩場に行った。かつて山岳会に在籍しクライミング技術習得の為、毎週のように通った岩場だ。今では、自分自身に魅力ある課題も無くなり、ずいぶん御無沙汰のエリアだった。

 その岩場に、クライミングをこれから楽しんでいこうというメンバーと訪れた。彼等は皆自然の岩場は初めてで、驚きと感動の一日を過ごしたようだった。
 かつて私自身が目標だったルートにTOPロープを張り、登ってもらった。人工壁からクライミングに入った彼等は、テンションこそかかるものの、ムーブさえ指示してやれば、それなりに登ってくれる。そして、自分が自然の岩でクライミングできる事を、心底より喜び楽しんでいる。

 私のクライミングに対する思いと、彼等のクライミング観が現時点で違うのは事実だ。でも、アウトドア−でクライミングできる事の喜びは、彼等と本質的に違わないように思う。その証拠に、自分自身がきのう一日のクライミングを、ほんとうに楽しかったと感じている。

 クライミングはその取り組み方しだいで、どこまでも面白い。そう感じた一日だった。

03.3.27 

 今は廃刊となっている「クライミングジャーナル」という雑誌を、たまたまではあるが、じっくり読む機会があった。読んだものは、1987年発刊のものだった。
 写真を見ると、皆(海外も含めて)シットハーネスにフィーレを履いて登る姿がある。国内でも、ようやくフリーが定着しようかという時期だったようだ。しかし記事の内容は、それぞれ自己主張が強く、過去・現代・未来を見据えたクライミングが語られている。海外の記事には、5.14aというグレードが登られたという情報もある。

 あれから16年の時間が経過しているのだが、はたして我々は成長したのだろうか。考えさせられる一日だった。

03.3.3

昨日は一人でボルダリングにでかけた。そこはまだ未発表エリアなので、後からだれか来る事も無い。

 ひとりだと実に気楽だ。他人に気遣う事もなく、どこをやろうが何をしようが勝手である。登りっぱなしでもいいし、一日昼寝していても良い。まさに「気の向くまま」、すべてを自分できめればいいのだ。

 なんて自由なんだろう。風が梢をゆすった時少し寂しいのと、頭なんか打って動けなくなった時ヤバいのを除けば、こんな日がたまにあると新鮮で、実に愉快で気持ちがいい。

03.2.20 

 一昨日より、体調が思わしくない。腰回りの関節がだるく、なんとなく痛いような感覚が続いている。風邪を引いた時の、感冒に似た症状だ。巷ではインフルエンザが大流行しているし、発熱すると寝込んでしまうことが多い私は、風邪の予防対策とひき始めには用心するようにしている。そんなこともあって、昨日はジムに行くのを控えた。

 明けて今日、休養したのが良かったのか、気になっていた関節の違和感はほとんど無くなった。ウィルスどもは、我が体内から去ったようだ。

 でも、本当に風邪だったんだろうか。そういえば先週末、ジムでいつもよりきつい課題に取り組んだッけ。となるとあれは単なる筋肉痛? でも、月曜日はなんとも無かったのに‥‥。

 もしかして、疲労に対して反応がおくれてでる、中年特有の症状だったのだろうか。

03.2.13

 気温がぐっと上がった。まだ2月だというのに。通常ならば、今月いっぱいは、厳冬の寒さが襲う時期。まだ春を思うには、早すぎる気がするが、この陽気だとつい期待してしまう。雪が無くなってしまうのは残念だが、スキーに行く軍資金も、そろそろ底をついてきたので、ちょうど良いかも。でも、まだまだ寒波襲来はあるだろうから、油断は禁物。この時期、天気予報から目が離せない季節でもある。

03.2.6 

 先週久々に、人工壁でルートに取り付いた。年が明けてから、ボルダリングオンリ−だったので、核心でもムーブ自体は難無くこなせるのだが、これが続かない。すぐにテンションしてしまい、思うようにR.Pが出来ない。

 いつも何度も思うのだが、クライミングはボルダーもルートも、石灰岩も花崗岩も、フェイスもスラブもクラックも、すべてをバランス良くやらないとうまくならないようだ。しかし欲張りすぎると、すべてが中途半端になる恐れもある。一つのことに、集中して取り組むことも重要だろう。

 でも一番難しいのは、そうした時間をつくりだすことなのかもしれない。

03.1.28

 先週末は、クライミングから離れて妻とスキーに出かけた。もともと山屋だった私は、今山スキーを目指して、ちょっとだけがんばっている。今回は上信越の「アライスノーパーク」に、そのトレーニングもかねてのツアーだった。

 「アライ」はゲレンデではあるが、可能な限り圧雪をしないのが売りで、ありのままの雪山を滑る事ができる。日本らしかぬリゾート型のスキー場だ。あまりお金を使わずに楽しめるようにも配慮されていて、貧乏人の私には有り難いリゾート施設だ。

 初日は降雪もあり、新雪の斜面を木の梢をぬって滑り込むこともできた。気分はまさに山スキー。まだまだ未熟者の私だが、存分に楽しめた。

 クライミングと同じく、常に新しい課題を自分に課してくれる、飽きる事はないアウトドア−に、万歳だ。

03.1.17 

 先週の連休を利用して、久々にボルダリングに出かけた。まだ開拓中のエリアなので、手付かずの岩に新しいラインを求めて、仲間と楽しんだ。取り付いた岩が、立っパのある岩だったので、一手一手が未知のホールドとなった。夢中でムーブを探り、次の一手に集中する。うれしさと恐怖で、アドレナリンが脳に吹き出すのを感じた。

 陽が西の空に落ちる頃、ここを後にした。頭の中のアドレナリンは、いつの間にかドーパミンに変質してしまったようだ。疲れ果てた体を引きずってはいるが、言いしれぬ心地良さが、全身を満たしていた。

03.1.9

 年始より続いていた寒波も、ようやく一息ついたようだ。

 今日は、久しぶりに太陽が、雪で白くなった大地を、暖かく照らしている。この太陽の力の壮大さと、その恵みの大きさに感謝せねばと、アウトドア−であそぶ時いつも感じる。

 こんな良き日に、目一杯クライミングできるよう、今年もがんばろうと、澄みきった空に誓う。

02.12.28

 毎年秋のシーズンが終わる頃、「今年こそは、冬もがんばってフリーやるぞ!」と心に誓っている。でも、気温が下がり、岩が冷たくなってくると、クライミングに行く事が、辛くなってくる。そして、とどめに雪でも降ろうものなら、いい口実が出来たとばかりに「壁が濡れて、外でのクライミングはもうだめだ。課題は来春に‥」となってしまう。

 そのとどめが、今週降った。年始の休暇に、地元で登ろうと目論んでいたが、ちょっと無理かもしれない。近場が無理なら、少し足を伸ばせばと思うが、毎回遠出する訳にも行かない。秋の誓いが、なかなか実行できない。

 いい言訳が揃ったところで、今年も終わってしまいそうだ。これではいかんと思い、今晩から二日間、広島帝釈に行く。「奥村道場」で、寒稽古だ。ここで、性根をたたき直してこよう。

 みなさん、良いお年を!

02.12.24

 年も押迫って、今日はクリスマスイブ。世間では、忘年会やクリスマスパーティも開かれて、皆楽しそうだ。年が明ければ、今度は新年会と、飲む集まりが多い季節でもある。私も、誘われればうれしいし、そういう場の雰囲気も嫌いで無いので、可能な限り顔を出すようにしている。

 でも、山やクライミングの仲間以外の集まりだったりすると、この頃どうもうまくとけ込めない。そんな自分がいるのに、最近気付いた。話が、皆と合わない。笑ってはいるが、ノリが悪い。知らず内に、少し浮いた存在になって、ひとり寂しく飲んでたりする。そして知らず内に、自分の世界に入り込み、今狙っている課題のムーブを思い起こして、無意識に手が阿波踊り状態になったりして、皆から気持ち悪がれる。

 以前は、こんなんで無かった。普通にその場を、楽しむ事ができた。こうなったのは、いつの頃からだろうか。これは「クライミング依存症候群」という一種の病気では無いかと、心配している。これにかかっているのは、私だけだろうか? 憂鬱な季節である。

02.12.16

 昨日12/15は、「びわここどもの国」のクライミングコンペだった。対象は、小学3年生〜中学3年生の男女。彼等のすべては、体験クライミングの域をでないガキの集団、のはずだった‥‥。

 このコンペの為、2回程の練習会は行った。でもその時点で、5.8を登れる者は、一人も居なかった。セットする段階でも、その思いがあったので、それなりのグレードでセットした。

 ところが、である。当日開会式で、優勝カップやら賞品を見せられるや、やつら目の色が変わった。いざ競技になると、登るは登るは‥‥。二日がかりで、苦労して作ったルートを、ことごとく完登してしまう。おまけに主催者からは、順位をつけろとの要請がある。

 これまで何度かの、コンペセッターの経験はある。でも、これ程難しく、またプレッシャーのかかるコンペは、初めてだ。楽しそうに、バシバシ登っていく彼等を見ながら、私は全身から、にじみ出る脂汗を感じた。「ヤバい事になった」と。

 結局、スーパーファイナルに10名が残り、まさに「泥だんご状態」。仏心をかなぐり捨てて、即興でセットする。本気モードで、5.10のルートをセット。「さあ、登れるもんなら登ってみろ」状態でスーパーファイナルが、スタート。

 それでもやつらは、のぼる登る。ハング下から、少し遠目のボールホールドを、デット気味に掴み、手と体を入れ替えて、次の甘いパーミングを押さえつつ、右足ハイステップで、ハングを乗っ越す。さらに、その悪い体勢から、左上部にある悪い角ホールドに、ジワッと手を出す‥‥。これって、テクニカルムーブのオンパレードじゃん!

 強引に決着を付け、大会はなんとか無事終了。でも、本能で登っていく、彼等を目の当たりにして、屁理屈でクライミングやっている、おっさんクライマー代表の私は、完全にへこまされてしまった。天才でもない普通の小学生が、普段の遊びの中でクライミングをやり、サクッと5.10台を登る。そういう時代になってきたのかと、うれしいやら、さみしいやら。今は、気持ちの整理が付かず、今日の所は、ここまで‥‥。

02.12.12

 一昨日から、本格的な冬型となった。ここらあたりでも、雪が降るとの予報だった。でも、積雪が記録されたのは、湖北より北の地域だったようだ。それでも、十分寒くて、昨夜も外は氷点下だった。この寒さのせいか、以前クライミングで痛めた足首の古傷が痛みだした。少し足を引きずって、歩かねばならなかった。ジムでは、足首にテーピングして、登った。痛みをかばいながら、主に持久系の課題に取り組んだ。帰り道、少しうずく足を気にしながら、そうまでしてクライミングしてしまう、自分が悲しかった。

02.12.5

 12月に入り、なんだか気ぜわしくなってきた。なんだか何もかもが切羽詰まった雰囲気があって、あまりこの時期が好きではない。そんなせいか、ジムで登っていてもムーブまでが落ち着かなくて、一手一手に粘りがない。「こんなはずでは‥‥、」と思うが、後になって冷静に思い返すと、いつもこんなもんだったかもしれない。弱気な言訳にちょっと反省!

02.11.28

昨夜は、冬型が強まってかなり荒れた天気だった。気温も非常に低く、とても寒い夜だった。今日、鈴鹿や伊吹の山々を見ると白い雪がかぶっていた。彦根周辺では「伊吹山に雪が三回積もると、彦根にも雪が降る」と言われているのだが、雪をかぶった伊吹山を見るのもこれで三回目。ひょっとすると、次の冬型でここ彦根でも積雪があるかも。車のタイヤなんかも、そろそろ冬期仕様に替えないといけない時期になってしまった。近江の冬は厳しいのだ。

02.11.26

 最近発行されたクライミング誌「Free Climber No.5」を買って読んでいます。この雑誌は、以前CLUB [GAZ]を大きく取り上げて頂いた事もあり、毎回購入しています。(前回はちょっとショボかった)

 今回巻頭ページに、クライミングカメラマンの飯山健治氏の取材記事がありました。私自身、氏と面識はありませんが、彼のクライミングにおける実績と彼の撮る写真を見て、常日頃より飯山氏に対し敬意の念を抱いていました。また、どちらかと言えば裏方的な活動をされており、それと同時に私と同世代と言う事もあり、何かしら親しみも感じています。

 こうしたメディアでちょっと裏方のクライマーが紹介されていると、なんだかうれしい気分になります。

02.11.23

せっかくの秋のクライミングシーズンに、コンペやら何やらでアウトドアーに行けなくて、ストレスたまってました。明日は、久々に仲間と芹谷に行く予定です。「あ〜、はやく登りテ〜」

 いつも、出かける前日になるとなんでこんなに、ワクワクするんだろう? もう、いいオヤジなんですがね。