EF58(KATOプラ製品改造)
その1〜国鉄時代のゴハチたち〜
2008年春の花月園運転会のお題「KATO改」に合わせて、同社のEF58を加工したところ、
ゴハチの魅力にどっぷりとハマってしまい、気が付けば4両ものゴハチが揃ってしまっていた。
今後もまだまだ増備の予定であるが、現状で完成している4両を順を追って紹介しよう。
ゴハチ末期まで生き残ったトップナンバー。但し、比較的早い時期に更新改造を受け、前面窓がHゴムになるなど
お世辞にもあまり美しい姿とは言えなかった。最後は浜松機関区にあり、ゴハチ荷物列車の全廃を待たずに
1984年1月に廃車され、保存される事なく解体されてしまった。
最初に完成したKATOゴハチ改。
加工点としては、前面と側面のはめこみ式のナンバーをプラ板で塞ぎ、側面ハシゴのケコミも埋め、
BONAとエコーのパーツ類を用いて適度にディテールを追加。
昭和30年ごろの車体載せ替え直後の雰囲気をイメージして、屋根のSGダクトも製品のものを削り取り、
エコーのガーランドベンチレーターに交換。先台車端梁のつかみ棒も取り付け座ごと撤去。
下回りも製品のスノープロウ取り付け座を撤去し、BONAの排障器パーツで初期車の仕様とした。
塗装はGMのぶどう色2号にグンゼのつや消し黒を混ぜ、少し濃い感じの茶色に。
ナンバーは側面はだるまやを、前面はトミーのメタルインレタを使用。
戸棚工場初のプラ改造機関車なのでナンバーも1号機を奢ってみた。
乗務員扉の手摺りは小窓機は全車、短縮改造されているのだが作例はプラの付属品をそのまま
使ってしまっている。いずれ修正しようと思っている。
2010・04追記:下回りをワールド工芸のEF18キットに流用のため廃車。車体のみ譲渡。
晩年は広島区にあって大窓の美しい姿を留めていた。但し、パンタは最末期にPS22Bに
振り替えられている。18号機と共に構内での事故により台枠亀裂で休車となり、
修復される事なく1979年に廃車解体された。
製品の大窓はそのまま活かし、各部に手を加えて九州ブルトレ牽引時代の姿に仕立ててみた。
主な加工点は1号機に準ずる。
追記:2010年8月、更新工事実施。スケールより大きめで目立つ標識灯をエコーのNo.2682「リベット付テールライト(機関車用)」に交換。
飾り帯より下のクリーム色のみ再塗装。個人的意見だが、かなりイメージは良くなったと思う。
側面エアフィルターは「さいどらいん」社の「EF58改造パーツセット」(高い・・・)を用いてビニロック式に改造。
乗務員扉の手摺りはBONAのパーツで短縮改造。
パンタは製品のPS14を銀色に塗ってそのまま取り付けているが、いずれ末期のPS22Bに交換する予定。
ワイパーもBONAのパーツで原型のKW3Dとした。スッキリとした表情になっていい感じ。
同時期の九州ブルトレや旧客主体の夜行急行が適任か・・・
末期にHゴム改造されるまでは原型小窓の美しい姿を留めていたカマ。
あまり派手な運用に就く事も無く、浜松区のゴハチとしては比較的早い1980年に廃車となっている。
加工点は1号機・19号機に準ずるが、前面窓はさいどらいんの改造パーツセットでHゴム仕様に改造してみた。
追記:2010年7月、更新工事実施。スケールより大きめで目立つ標識灯をエコーのNo.2682「リベット付テールライト(機関車用)」に交換。
飾り帯より下のクリーム色のみ再塗装。
側面のビニロックフィルター化、手摺り短縮改造も19号機と同様。
前面ワイパーは新型へ交換される過渡期の、機関士側のみWP50を付けた姿としてみた。
アンバランスな表情が特徴。
14系の「いなば・紀伊」や荷レあたりが適任か。どっちも持ってないけど・・・
廃車まで原型小窓・原型エアフィルターを残した宮原のエース。
ゴハチ最後の定期荷物列車「2031レ」を牽引したカマとしても有名。
加工点は1号機などと同様であるが、前面はプラ板を用いてかさ上げし、
BONAのアクリル窓をはめ込んで小窓化している。
追記:2010年8月、更新工事実施。スケールより大きめで目立つ標識灯をエコーのNo.2682「リベット付テールライト(機関車用)」に交換。
飾り帯より下のクリーム色のみ再塗装。
モニター屋根側面はさいどらいんの改造パーツを用いてHゴム化。
パンタはPS15に交換しているが、末期は軽量型のはずだったので再度の交換を予定している。
PS15換装にあわせて避雷器の位置も前方にずらしてある。
足回りはほぼ製品のままであるが、BONAの排障器を取り付けたところ引き締まった感じになった。