Next Generation


『ネクスト ジェネレーション』シリーズは、カルネアデス計画以降の話で、
小説、漫画等全部で6本の話を展開する予定だったそうです。
しかし、実際は小説版が一冊。サイバーコミックス(漫画)版の「発掘戦艦アレクシオン編」。そして、未完で終わる月刊コンプティークに連載されていた「グレートアトラクター編」のみでした。
 
どれもこれも、中途半端に終わっているのが残念でなりません。。。。

NEXT世界の要約
ブラックホール爆弾(バスターマシーン三号)が出発した2048年。人類は地球脱出をめぐって大きく分裂していた。
地球脱出を慣行し、シリウス星域に移住を始めた人々は、地球人類以外の知的生命体が残した超先史時代の遺跡を発見したのであった。
精神のエネルギー化を体系した「理力」と呼ばれる力の理論化・兵器化に成功したシリウスの人々は、シリウス同盟を結成、「真・地球」を名乗り、地球政府に対して独立を宣言したのである。
カルネアデス計画によって人的・物的資源に枯渇していた地球政府は、シリウスの独立を認める訳にはいかず、激しい弾圧を加えるのであった。
 
ほとんどの戦力をカルネアデス計画につぎ込んでしまい戦力が整わない地球政府。
移住が始まって間もなく工業力が貧弱で、自陣営の結束に大きな力を割いていたシリウス同盟。
地球政府とシリウス同盟の低いレベルでの軍事的均衡は、地域紛争レベルの戦闘を招く程度だった。

2100年代に入ると、シリウスと地球帝国の戦闘も激化し、同時に地球帝国文明も衰退していった。
2245年に銀河中心殴り込み艦隊が帰還すると、タシロタツミは衰退した地球帝国に反旗を翻し、銀河連邦が創設される事となる。初代大統領にはユング・フロイトが就任する事となる。
大統領に就任したユング・フロイトは、地球−シリウス間の戦争を停戦させ、ガンバスターサルベージ(救出)作戦を開始する。
また、人類同士の争いに旧科学の力を使わせない為、ユングはヱルトリウムを旗艦とする「銀河中心殴り込み艦隊」を地球の絶対防衛ライン上に凍結し、乗組員や自らもコールドスリープに入るのであった。
しかし、ガンバスターサルベージ計画は失敗に終わり、その影響で人類は旧世代の科学を理解出来なくなってしまう。その科学をめぐって奪い合いが始まる事となる。

地球とシリウスの戦いが膠着状態にになっていた2480年代。
銀河連邦は「S・TOPセカンダリー・トップ)」と呼ばれる、全軍から選りすぐった精鋭部隊の結成を急いでた。
また、旧帝国軍最大の遺産であり、その能力はヱルトリウムを越えると言われるヱルトリウム級二番艦「アレクシオン」が地球上で発見され、発掘が進められていたのである。

その後、絶滅したはずの宇宙怪獣が現れ、シリウス星へ攻撃を始める。
人類の新たな危機にコールドスリープから目覚めたユングら凍結艦隊(銀河中心殴り込み艦隊)は、シリウス同盟、銀河連邦と共同で連合艦隊を組織し、神を名乗る「グレートアトラクター」と戦う為、宇宙中心へ向かうのであった。