第四話 『発進!!未完の最終兵器』

 
メインタイトル
<宇宙を進むエクセリヲン艦隊)>
『トップをねらえ!』
 
博士
 
 
 
 
 
タシロ艦長
 
博士
 
 
 
 
タシロ艦長
博士
 
 
 
<会議室>
敵、宇宙怪獣は、恐らく銀河系の中心から来たと思われます。
彼らは人類との接触以来若い恒星を見つけては、
そこに、卵を産み付け、増殖し、急速にその勢力を拡大させているのです。
彼らがこれまで取ってきた戦術パターンから、その行動原理を引き出し
その勢力図に当てはめてみると、彼らの目標が分かりました。
地球です。
太陽ではないのかね?
奴らは恒星に卵を生むのが目的なんだろ?
彼らにとって恒星は単なる寄生星でしかありません。
本当の目的は、人類そのものを殲滅させる事にあります。
要するに、
我々が銀河系という生き物に沸いたバクテリアだとすれば、
彼らはそれを発見し、破壊しに来た免疫抗体のようなものでしょう。
馬ァ鹿な!?
そうですか?
銀河系にとってみれば、人間の活動による恩恵など何一つないんです。
例えるなら、我々人類は銀河に浮かぶ・・・
ゴミです。
タイトル 第四話 『発進!!未完の最終兵器!』
 
女A
女B
女C
 
女A
ノリコ
 
女B
女C
女B
女C
女B
 
ユング
カズミ
ユング
カズミ
ユング
<シャワー室>
アンドロメダ焼き、もう食べた?
まだだよ。
ねえ、食べに行かない?アンドロメダ焼き。
(ノリコがゴミ箱を持って出てくる)
ノリコも行く?
今日、あたしゴミ当番だから・・・
(ノリコ、シャワー室から出ていく)
あの子も暗くなったね〜
違う、違う、お姉さまに捨てられてもね、ちゃっかりと・・・
え?なになになに?
コーチと毎日ベッタベタでさ〜、今日もデェートよ、きっと。
えー!?
 
あなたたち本当にペア解消しちゃったの?
・・・
ふ〜ん。じゃ、あたしもデートに誘っちゃおうかな〜
(ユングをジロッと見る)
あはははは、もちろんノリコの方よ。
 
 
(ゴミ当番のノリコ)
(走っているノリコをユング、リンダが不思議そうに見ている)
 
コーチ
ノリコ
コーチ
 
ノリコ
 
 
コーチ
ノリコ
コーチ
 
 
 
ノリコ
コーチ
ノリコ
(ユング)
<体育館>
遅いぞ!何をしていた!?
ハぁ、ハぁ、すいません。
まずは、昨日の復習からだ。
ターンアップからブレーキオフまで、3分以内でやってみろ。
ハイ。
いち、にィ、さん! Aパターン、終わり。
いち、にィ、
遅い!敵は3分もあれば火星から月まで来るぞ!
ハイ!
いいか、タカヤ。一つ教えておく。
自分を守れるのは自分だけだ!
しかし、その為に仲間を犠牲にする事は許されん。
自分を守り、更に仲間を救いたければ、それだけの努力をしろ!
ハイ!
よし、Cパターンまでをあと50回、繰り返せ!
ハイ!コーチ!
・・・・
 
ユング
 
ノリコ
 
ユング
 
ユング
ノリコ
 
ユング
ノリコ
ユング
 
ノリコ
ユング
 
(アナウンス)
 
ユング
ノリコ
<電車のプラットホーム(中央第七格納庫駅)>
どうしたの?こんな所で。
みんなとアンドロメダ焼き食べにいったんじゃないの?
あ、ええ・・・あの〜、あたしどんくさいから、置いてかれちゃって・・・
(ノリコの腕を掴むユング)
ずいぶんしごかれてるみたいね。
(険しい表情のノリコ)
あたしと勝負しない?
え?
ハハ、あなたとあたしじゃ全然試合になんないわよ。
あたしが負けるっていう事!?
?何を言ってるの
馬鹿にしないで!
あなたがコーチから新兵器用の特別訓練を受けてるって事ぐらい知ってるわ!
あれは・・・
ペアの解消もその為のカモフラージュね!
 
まもなく電車がまいります。危ないですから白線の内側までお下がりください。
 
さあ、特訓の成果見せてよ。
・・・わかったわ。
 
ユング
 
 
ノリコ
ユング
 
 
 
ノリコ
 
 
 
 
 
ノリコ
 
 
 
ノリコ
 
 
 
 
 
ノリコ
ユング
ノリコ
 
 
 
 
ユング
<エレベータ>
スプレーガンには訓練用の模擬弾を入れておいたわ。
爆発はしないけど、ビリッとくるわよ。
手加減はしないわ!
(小さくうなづくノリコ)
いいわね。
オオタコーチは最初からノリコに決めていたんだ・・・
あたしではなく、ノリコに!
 
あたしはガンバスターのパイロットなんだ。
お姉さまに何を言われても、ユングやみんなにどう思われても、
やるしかないんだ。
そう・・・スミスの為にも・・・
 
<エレベータから宇宙に出る>
・・・
(吸い込まれような宇宙に恐怖を感じるノリコ)
(響く鼓動)
(思い出される宇宙怪獣との戦闘)
スミス!
どこ?
スミスー!
(大きくなる鼓動の音)
(ノリコの目に涙があふれ出す)
 
ああああああああああああ!!
ノリコ!?
いやだー。あたしはいやぁー。
出たくない、宇宙へなんか出たくないよぉ!
出たくないよー
(うつぶせになり、ノリコは泣き出す)
出たくないよー
・・・・(黙って見ているしかないユング)
 
カズミ
ユング
 
 
ユング
 
カズミ
 
 
カズミ
ユング
 
 
 
カズミ
 
ノリコ
 
<保健室?>
あなた、ノリコをどうなさるおつもり?
別に・・・宇宙で決着を着けようとしただけよ。
まっ、その必要もなかったけど〜
(ユングに平手打ちをするカズミ)

(平手を打ち返すユング)

(ハッと目を覚ますノリコ)
 
ノリコに嫉妬?みっともないわね。
あなたこそどうなの?
コーチはノリコを選んだのよ。あたし達じゃないわ。
でも、今度宇宙へ出たらあの子死ぬわよ。
もっとも出られたの話だけど。
・・・そうね。
 
死ぬ?今度はあたしが・・・
スミス・・・
 
 
 
コーチ
 アマノ
 
コーチ
アマノ
 
 
コーチ
 
 
アマノ
 
 
 
 
 
コーチ
アマノ
 
 
コーチ
アマノ
コーチ
 
 
 
<宇宙を進むエクセリヲン艦隊>
<コーチの部屋>
パチッ!(碁を打っているコーチ)
なんだ?聞きたい事とは?
いつまで・・・タカヤさんに、あんな事をさせるおつもりですか?
パチッ!(碁の音)
終わるまでだ。全てが・・・
ガンバスターは、わたくしに合わせて設計されたものです。
あの子には少し酷じゃなくって!?
パチッ!(碁の音)
思い上がるのもいい加減にしろ!
ガンバスターはお前達二人で一つのマシーン兵器だ。
あいつの心配をする暇があったら自分を磨け!
思い上がっているのはあなたの方だわ。
どうしてそう、人を思い通りにできると考えられるのかしら。
あなたの恨みをはらす道具に作り上げられるのは、あたくし一人でだくさん!!
・・・あの子は巻き込まないで!
これで、失礼致します。
(障子を閉めるカズミ)
それだけか?
今度宇宙へ出たら、あの子はもう帰っては来ません。
自分一人守れないものが、他人を救う事ができて?コーチ。
こぼれた水はもう、コップへは戻りませんわ・・・
・・・アマノ
ハイ。
一つ言っておく。
こぼれた水はまた汲めばいい。それだけだ。
パチッ!(碁の音)
(コーチを睨んで出ていく)
 
タシロ
 
 
 
 
 
 
 

 
コーチ
タシロ
 
タシロ
 
<宇宙を進むエクセリヲン艦隊>
本艦隊は三時間後、最後の長距離ワープに入る。
我々が今一番恐れているのは、本艦隊が敵の追撃を受ける事である。
母星である我が太陽系に敵を招き入れることは、なんとしてでも避けなければならない。
その為、このワープは、レーダーの使えない亜空間から、直接太陽系内へワープアウトする。
異例の措置であるが、この方法が敵に追跡されにくい。
苦しい航海だったが、みんなもよく耐えてくれた。
到着時、太陽系は2032年7月23日。
うまくいけば、右舷にハレー彗星が尾をひいているはずだ。
きゃー
やったー
静かに!
最後のひと仕事だ、気を緩めずにがんばってもらいたい。以上だ!。
 
ふーぅ(額の汗を拭う)
よーし、あともう少しだ。頼むぞ。
 
アナウンス
ノリコ
 
 
 
アナウンス
<自販機コーナー>
ワープ開始まで後20分30秒。各員所定の位置について下さい。
もうすぐ地球よ。スミスも付いてきてるよね、
地球に付いたらあなたの古里に行くは、そして、あなたのお母様にも合わなくっちゃ・・・
そして・・・そして・・・
(蹲って泣き出すノリコ)
ワープ開始まで後20分。非常用電源に切り替えます。
 
女A
女B
女C
 
 
<女子待機室>
地球についたらナニを食べに行こうかしらー。
それより、買い物よ!買い物!服の流行りなんか、ぜったーい変わってるから!
んでさ、水着買って海行こうよ。海!
(「人間失格」を読んでいるカズミ)
(ユングと目が合い、寝返りを打つカズミ)
 
アナウンス
タシロ
コーチ
タシロ
 
コーチ
オペレータA
タシロ
オペレータB
副長
オペレータC
アナウンス
オペレータD
タシロ
副長

<エクセリヲン・艦橋>
ワープ開始、30秒前です。
どうかね、ガンバスターは?
はっ!縮退路のチェックにもう少し時間が掛かりそうです。
いやぁ、正直なところ、あれを使う事もなく無事地球へ帰りたいものだな。
まっ、期待しとるよ。
恐縮です。
艦長。第二加速に入ります。
了解した。まかせる。
目的地、太陽系を捕らえました。
よし。バニシング・モーター接続。
接続!
ワープ開始10秒前。
亜空間 突入準備よし。
ワープ開始。
ワープ開始。
(各セクションが一斉にワープ体制に移行する)
 
 
 
 
 
 オペレータA
タシロ
 
 
副長
タシロ
 
 放送
 
 
 
タシロ
オペレータB
 
 
 
オペレータC
オペレータD
 
アナウンス
タシロ
 
副長
 
艦長
 
 
 
 
(ワープに入るエクセリヲン及びエクセリヲン艦隊)
(布団に入っているノリコ)
 
(亜空間を進むエクセリヲン艦隊)
(自販機コーナーに突然爆発が起き、天井が吹っ飛ぶ)
敵の攻撃です!
攻撃!?そんなバカな!ニュートン力学の通用しない空間だぞ!
やつら、レーダーも使わずにどうやってこちらの位置を・・・
全砲門開けぇ!
照準は!?
かまわぁん!撃ちまくれぇ!!!!!
(エクセリヲンのレーザーが発射される)
非常事態発生!亜空間において敵と遭遇、現在交戦中。
総員第一種戦闘配置につけ!
繰り返す、総員第一種戦闘配置!
(体育館が爆発)
他の艦も攻撃を受けているのか?どうなんだ!?
レーダーは全天真っ白です!
亜空間を出るまでは調べようがありません!
全く・・・なにも。
(攻撃されるエクセリヲン)
第一装甲板、大破!!
第三格納庫にプラズマ発生!
(電子音)
亜空間を抜けます。
いかん!ワープアウトするな!!
奴らに、地球の位置を知られる!
だめです!間に合いません!
(机を叩く艦長)
なんてこったぁ!!

(ワープ・アウト体制に入る各セクション)
(被弾したエクセリヲンがワープアウト)
 
<ハレー彗星が大きく尾をひいている>
 
タシロ
オペレータA
タシロ
オペレータB
 
 
 
 
(ハレー彗星をバックに進むエクセリヲン、小さく他の艦影も見える)
後続の被害状況は?
通常空間出られたのは、艦隊の約12%。小型艦は全滅。
・・・そうか。
いや、違います!味方は本艦とあと12艦のみ!
残りの艦影は全て敵です!
(怪しく蠢く宇宙生物)
(別の宇宙生物は兵隊を放出している)
(宇宙生物からエネルギー弾が発射される)
 
CM
 
スピーカA
スピーカB
スピーカC
 
 
コーチ
ユング
コーチ
 
 リンダ
コーチ
タカヤ
 
 
スピーカC
スピーカD
 
タシロ
キクチ
 
タシロ
 
 
副長
オペレータA
オペレータ女
副長
タシロ
 
 
 
ユング
 
カズミ
 
タシロ
オペレータB
タシロ
 
 
ユング
カズミ
 
ユング
カズミ
 
 
ノリコ
 
 
 
ノリコ
 
 
 
 
 
 
リンダ
ユング
 
 
 
 
 
 
<格納庫>
トップ部隊急速発進!
全機B型装備。急げ!!
各部隊、準備終わり次第発艦せよ。
発艦後は直ちに艦隊直衛にあたれ。
(マシーン兵器の前で相談しているノリコ達)
どうした!?何をグズグズしてる!
リンダのマシーン兵器、左のジャイロがいかれちゃって・・・
わかった。
リンダはタカヤのマシーン兵器を使え。
ハイ
タカヤは艦内待機。
え?・・・・ハイ
 
(発進していくマシーン兵器)
トップ部隊、及びコスモ・アタッカー発艦終了。
工作員はA級損傷箇所の応急処置急げ!
<ブリッジ>
キクチ君、奴らの様子はどうだ?
はっ、敵の艦影は22、うち主力と思われるものは光速の約10%で移動中。
残りは本艦隊を包囲しつつ、平行に進んでいます。
よし。やるぞ、副長。
目標、敵大型宇宙生物!電撃戦用意!
光子魚雷全管装填。発射管開け!
了解。発射管開きます。
測的完了。
誤差修正上下角3度
各部発射準備よし。
全管発射!!
(光子魚雷が軌跡を残し飛んでいく)
(大型宇宙生物に命中)
<マシーン兵器>
やったわ。
(大きく口を開け、生きている宇宙怪獣)
光子魚雷が命中しても、まだ生きてるなんて・・・
<ブリッジ>
なんて奴だ・・・
敵、小型生物多数、本艦に接近中。接触まであと20秒!
全砲門開けー!応戦だ!
(レーザー砲、小型レーザー砲が発射される)
<マシーン兵器>
これで23!
また、来るわ!
(上から大量に迫ってくる小型宇宙怪獣)
グッ!(足を挟まれるユング)
しまった!(胴体を挟まれるカズミ)
<女子待機室>
(泣いているノリコ)
・・・やっぱり、宇宙へでたらあたし死ぬのかな・・・
だからコーチもあたしを降ろしたのかな・・・
誰も・・・誰も・・・あたしのこと・・・
 
あたり前よね・・・
あたしっていつも泣いてばかりだ・・・
誰も帰ってこなくて一人になっても、やっぱり泣いてるだけなのかなぁ・・・
そして、そして、このまま死んじゃうのかなぁ・・・
 
<マシーン兵器>
(メキメキと挟まれた胴体が潰れていくマシーン兵器)
キャーーーーーーーーーー!(潰されたマシーン兵器)
リンダ!?
リンダ・・・・
(怒り)おのれ!
<女子待機室>
(爆発音が艦内に響いている)
(俯いているノリコ)
!!(決意を固め、ノリコは目を見開ぎ、立ち上がる)
 
オペレータA
オペレータB
レーダー係
 タシロ
 
 
 ノリコ
 
 ノリコ
 
 
ノリコ
 
 
オペレータC
オペレータD
オペレータE
オペレータF
オペレータG
タシロ
オペレータH
タシロ
 
副長
タシロ
 
オペレータI
タシロ
オペレータI
タシロ
(エクセリヲン艦首、爆発)
艦首大破!!
主電探質、応答ありません。
ダメです!レーダーは完全に使用不能です!
ン・・
(炎上しているエクセリヲン)
<コックピット>
スミス、あなたと一緒に今までのあたしは死ぬわ・・・
カチャ (ロックされる左手)
そして、今から生まれ変わる。
カチャ (ロックされる両足)
(ゆっくり顔を上げるノリコ)
もう泣かない。誰にも頼らない。
自分の力で最後までやるわ!
(炎上し、爆発を起こすエクセリヲン)
艦尾損傷!!
二番補機大破!!
トップ部隊42%壊滅。レーザー群損傷率85%
第三艦橋大破!
重巡”ボソン”より入電。「我操舵不能、我操舵不能」
敵の親玉はどいつだ?
本艦の右上方35度、目測で距離一万二千です。
エンジンを臨海まで上げておけ。
いよいよとなれば本艦ごと奴にぶつける。
艦長・・・
あいつを地球にやるわけには、いかん。
 
艦長!
何だ?
第七ハッチがあいています!
なにっ!?
 
タシロ
 
ノリコ
タシロ
ノリコ
タシロ
コーチ
ノリコ
 
タシロ
コーチ
ノリコ
 
 
ユング
カズミ
ノリコ
 
 
 
 
カズミ
ユング
 
 
オペレータA
タシロ
 
オペレータB
 
 
 
ノリコ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
タシロ
ユング
コーチ
カズミ
ノリコ
 
 
 
 
 
ユング
カズミ
コーチ
 
ノリコ
 
 
 
 
 
 
 
 
<効果音(ガンバスター M−20)をBGMに、ガンバスターが第七ハッチから登場する>
やめろ、タカヤ君!
ガンバスターはまだ完全じゃないぞ!
現状で10分は動きます。
しかし、亜光速戦闘は無理だ!
いざとなれば、ぶつけるまでです。
タカヤ君!
タカヤ、目標はあくまで敵の主力だ。雑魚には目もくれるな!
コーチ
・・・ハイ!!
オオタ君!?
いけ!!
発っ進!
(エンジン音と共に、モニターが付く)
(白煙を広げ、腕組みをしたガンバスターが発進する)
・・・・・何、あれ・・・?
ガンバスター・・・
バスタァー
ビーム!
(閃光、バスタービーム発射)
(小型宇宙生物が蹴散らされる)
(カズミ、ユングを掴んでいる宇宙生物が真っ二つにされる)
ノリコ!?
・・・あれにノリコが?
 
<宇宙生物に破壊される僚艦>
巡洋艦フェルミオン自沈。
残るは本艦とガンバスターのみか・・・
ガンバスターはどうか?
敵主力と交戦中。苦戦しています!
<ガンバスター>
(バスタービームを放つも、敵に当たらない)
(ガンバスターを高速で横切る宇宙怪獣)
あたらない・・・相手が速すぎるんだ・・・。
!?(飛来する敵の光弾)
!(腕を交差させ、敵の光弾を跳ね返す)
!(高速で迫る宇宙怪獣)
(間一髪でかわすガンバスター)
(警告音)
あと二分持たない・・・捕まえなきゃ、だめだわ!
イナーシャルキャンセラー、全開。
よーし
やってみる!
いかん!
死ぬ気!?

やめてェーーーーー!
パパ・・・スミス・・・
私を・・・
守って!
(迫る宇宙怪獣)
(胸に怪獣が刺さった瞬間、両手で受け止める)
(深く刺さっていく)
・・・・
・・・・

(背中まで突き抜ける、宇宙怪獣)
捕まえた!
うァァァァァァァァ!(ノリコ絶叫!)
(左、右手をそれぞれ振り上げ、怪獣に手首までめり込ませる)
(二の腕のカバーが離れ、数本のヤリが怪獣にささる)
(ヤリから宇宙怪獣へと放電)
(電流が宇宙怪獣全体へと伝わり、怪獣が爆発していく)
(宇宙怪獣の先端から全体へと大爆発を起こす)
(大爆発に巻き込まれるガンバスター)
 
タシロ
副長
オペレータA
レーダー係
 
 
 
 
 
 
カズミ
ノリコ
 
 
カズミ
ユング
コーチ
カズミ
ノリコ
 
 
<エクセリヲン・ブリッジ>
ガンバスターはどうした?
・・・たぶん、熔けて蒸発してしまったのでは・・・
レーダー回復します。
敵艦隊の姿が見えません。
太陽系外に退避していきます。
いました!!
ガンバスターです!!
(ノイズ入りの画面の中、ガンバスターが写る)   <以下、BGM:アクティブ・ハートが流れる↓>
(歓声が上がるブリッジ)
(胸に穴を開けたまま移動するガンバスター)
・・・ノリコ
お姉さま!
(お姉さまのマシーン兵器の下に右手の平をやるガンバスター)
(ての平が点灯、着陸するお姉さま)
・・・ノリコ・・・
・・・
(微笑むコーチ)
(笑っているカズミ)
(嬉しそうなノリコ)
 
<ハレー彗星を背にガンバスター>
 
以下、スタッフ・ロール  (BGM:アクティブ・ハート)
 
                                  アクティーブな心で〜♪


第五話 「お願い、愛に時間を!!」   オオタコーチが・・・