左にディスプレーを追加して肩こり・首痛・頭痛になった症例を考察してみました。
50歳代、男性、事務仕事
パソコンの左に2台目のディスプレーを置いてから、右の肩こりで、肩こりドリンクや湿布をしてがまんしていたら
だんだん首が回らなくなってきて、さらに頭痛までしてきて来院。
後頭骨、首の骨1番、2番を調整。頚部。背部、腕の筋肉を調整。
帰りには、頭痛もこりもとれて、改善。
症例では、左へディスプレーを追加されていましたが、
左右どちらでも置く可能性があるので、15インチのディスプレーを左右において体の動きを見てみました。
腕や肩が、キーボード、マウスで固定されているので、首だけを回してディスプレーを追っているのがわかります。
首だけの動きのため、上部首の骨に負担が加わり症例のように後頭骨・首の骨1・2番がズレたと考えられます。
やはり、左右に45度程度、首だけで回転しています。
動く角度が30度を超えていることから、上部首の骨は、ロック状態になっていると考えられます。
この状態で、入力作業やマウスを動かすことで、関節に負荷が加わりズレが発生してしまうと考えられます。
また、頻繁に画面を見比べると、頚部の筋肉が疲労し、痛みが出ると考えられます。
ディスプレーにワイド画面を使用すると、首を回す角度がさらに大きくなります。
下部首の骨までズレが生じて手や腕の痛みを引き起こすと可能性も高いと考えられます。
など、首への負担を減らす事が必要でしょう。
首や肩の張りを感じたら、休憩しましょう。