あんかを、脇に当て、片腕、頭痛になった症例を考察してみました。
70歳代、女性、数年ぶりに来院
肩こりと腕が痛い、頭痛が良くならない。
うつむき時に左足がわずかに短く、左骨盤を軽く調整。
背中の胸椎3番5番を調整、同じ部位の肋骨も調整。
首の骨1番を調整(このズレが、頭痛のようだ)
帰りには、楽になったので、様子をみて予約ください。
5日目に来院。
すごく楽になったが、朝方に顔が汗ばんだり、ボーっとする。
電気毛布は、使ってないが、電気あんかを2つ使っている。
問題なさそうだなと思い話していました。
触診で、皮下脂肪を診てみると、足ではなく、脇腹が
わずかに厚くなっている、前回に調整した肋骨と一致する。
聞けば、電気あんかを、脇に挟んでいる!!脇ですか!
「脇は血流が良く、体が温まりますよね」たしかに
しかし、これが朝方調子悪い原因のようだ。
背中の胸椎3番5番、肋骨を調整。肋間の筋肉を調整。
帰りには、電気あんかは、足もとにします。
みなさん、いろいろな使い方ありますね。
今年は、寒さが厳しかったので、電気あんかの温度を上げたのも症状が強く出た要因の1つだと考えられます。
メルマガ 801号 より
脇を温めることで、上半身が熱くなってきます。
冷やすために、汗を出したり、ぼーっとしていたと考えられます。
熱くなった筋肉や靱帯などがゆるみ、関節と共に痛みを出していたようです。
今回の症例は、早く気がついて良かったと思います。
加熱で体に負担がかかり、健康を害していた症例でした。
あんかの当てる位置には、気をつけましょう。