カイロで健康

電気毛布

臨床において、電気毛布の使用をやめたり、寝る時に切ることで、頭痛、肩こり 腰痛が改善することが多くあります。
そこで、体表面温度を測り電気毛布を考察してみました。

温度測定部位
測定部位

■電気毛布(敷き毛布)

■人体
・身長167センチ 体重73kg  ・性別 男性 44歳

■寝具
・布団、木綿圧縮時40mm (たたみ床 厚さ50mm)

■温度測定
・IC温度センサ(分解能0.1℃) 6チャンネル(サンプリング間隔1分)


温度測定結果(腹部、胸部)

体表面温度測定結果


温度測定結果(臀部、背部、布団下)

背側は電気毛布使用では、温度が上がりすぎて、3時間目には、寝返りにより放熱をせざるえない状態になりました。

電気毛布は、温度が上がりすぎないようになっていますが、少しの発熱でも、体表面温度の上昇をまねくようです。


布団下温度の考察

体表面温度は、恒常性のため、かなり安定した温度を保っています。
そのため布団下の温度変化が、熱の流れを表していると考えられます。

熱流理論

人の温度感覚は、体の表面温度ではなく熱が体から逃げていく速さによるという仮説があります。
これは、熱流理論と言われており、人問の場合には、体温の放散が52W/m2程度より、速くなると寒く感じ、遅くなると暑く感じると言われています。

この理論を元に計算してみました。
・綿布団の熱伝導率(K)を 0.243W/(m・K)
・綿布団の厚さ(d)は、(40(mm)*10-3)m
・熱流量(Q)を52W/m2
・求める温度差ΔT
公式 Q=K・(ΔT/d) に代入すると ΔT=8.5deg になります。
背中の体表面温度測定値は、38℃ですので布団下の温度は、38−8.5=29.5(℃)になります。

布団下の温度が約30℃より高いと暖かく、低いと寒く感じると言えそうです。


布団下温度の検討

寝覚め前に温度が30度より下がっているのは、熱流を低下させることで、起きた時の外気との環境に適応できる体を作り出していると考えられます。

その傾向は、270分以降の傾向が同じようなのに着目し、80分ずらしたところ同じようになることが分りました。

電気毛布は、体表面温度を上昇させ、さらに熱流サイクルがずれてしまいます。
朝すっきり起きられない、疲れが取れない、筋肉疲労が回復しない、
などの症状を引き起こす可能性があると言えそうです。
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