カイロで健康

エプロン・まえかけ (ホルターネック)

エプロンが原因で、首痛と肩凝りになった症例を考察してみました。

●はじめに

20歳代、女性、居酒屋勤務。慢性左肩こり、最近頭痛が取れなくて来院。

■症状と結果

首の骨5番(特に大きいずれ)、背中の骨1番、腰の骨1番
3日後、2回目、肩こりはだいぶ改善、頭痛は時々気になる。
7日後、3回目、肩は快調、頭痛もなし。

▼あとがき

エプロン(前掛け)を、ひものタイプに代えてから、調子が悪いようでした。


ホルターネックのエプロン

エプロンは首からぶら下げるホルターネックのタイプで、ひもが首に食い込みます。

重量は、500gと軽いのですが、前かがみや、うなずき時にひもが引っ張られその衝撃が原因となり、頚椎がズレたと考えられます。


ひもが首に食い込む

頚椎7番は、構造的に大きく後方に出ているので、ひもは、くぼみのできる頚椎・5番にかかっていきます。

触診では、6番、5番の動きが悪く、皮膚面がやや変色し硬くなっていました。


肩や手のしびれ

頚椎5・6・7番から出る神経は、三角筋、上腕二頭筋、手関節伸筋群、上腕三頭筋、手関節屈筋群、指伸筋群を支配してます。

そのため首の骨が痛むことで、肩や腕、首に痛みが生じます。


肩掛けエプロンがおすすめ
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同じような症例として

首の前湾している構造上1点に集中してしまいますから、
施療しても同じ症状が繰り返されるときは、気をつけた方がいいでしょう。

ホルターネックタイプではなく肩掛けタイプのエプロンで、楽しい料理にしましょう

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「環境 首・肩」