外反母趾の装具で膝痛を考察してみました。
60才代、女性、主婦、ウオーキングに水泳
1か月前から右膝が痛くて、良くならない。
正座はできるが、運動ができない。
うつむき時右足が10mm長く、骨盤を調整。
腰の骨、1番、3番を調整。
足を診ると、膝の動きは、やや引っ張るが、問題ない。
ひざ下の筋肉が、なんか、おかしい。
外反拇指で、サポーターをしている。むむ
ウオーキングでも使っている、2か月前になる。あやしい
2回目、7日後、膝が楽になって、スイミングに行ったら、時々痛むようになった。サポーターは、使ってない。
うつむき時、両足はそろい、腰の骨1番を調整。
膝関節を調整時、ポキ音と共に、動きが改善。
ウオーキングも大丈夫そうですよとお話しました。
3回目、14日後、ウオーキングも水泳も大丈夫。
全体を調整して施療官。
・あとがき
外反母趾を気にして、サポーターを作り。1日中使用。
ウオーキングにも使用していたのが、悪かったようです。
元気に運動ができるようになり、笑顔が戻った症例でした。
長母指屈筋は、外反母趾を防ぐ筋肉です。
外反母趾の装具(サポーター)をすることで、長母指屈筋へ負担がかかり、膝が痛くなったと考えましたが、
長母指屈筋は、膝へ直接関係していません。
さらに、長母指屈筋は、ひざ下の深いところを走行しており、触診で固く触れた筋肉とは、違っていると思われます。
長母指屈筋が、膝痛を、引き起こしているとは、考えにくい。
触診で固く触れた筋肉は、膝裏の中央が凹んでいる特徴があることから、ヒラメ筋ではなく、腓腹筋です。
外反母趾の装具(サポーター)をすることで、立位や歩行で、腓腹筋に負担がかかり、膝の痛みが出ていたと考えられます。
膝の動きに問題ない、回復が早かったことからも、腓腹筋の負担が問題だったと考えられます。
健康サンダル、ダイエットスリッパ、傾いた靴の中敷き、凸凹した健康マット、滑らない靴下、なども
同じような症状を、出す可能性があると思われます。
外反母趾の装具で、ウォーキングは、気を付けましょう。