カイロで健康

足元のヘルメット

足元にヘルメットを掛けたことで、腰痛、足のしびれを引き起こしていた症例です。

■はじめに
60歳代、男性、事務仕事
3ヶ月前から右の腰が痛くて、2週間前から右足がしびれてきた。

・症状と結果

うつむき時、右足が10mm長い。右仙腸関節、腰の骨1番を調整
4日目、2回目、腰は楽になったが、足がしびれる。
うつむき時、右足が10mm長い、仙腸関節を調整。
11日目、3回目、施療後1、2日は、シビレが取れている。
うつむき時、右足が10mm長い。
状況をいろいろ話していると、4ヶ月まえに、職場で防災担当が回ってきて右の足元にヘルメットをつり下げたそうです。
時期的、仙腸関節のズレから、原因だと考えられました。
年末でしたので、出勤がないので、原因なら年明けに改善していると考えられました。
22日目、4回目、シビレの範囲が減少してきた。うつむき時、右足が5mm長い。
29日目、5回目、シビレは、気にならなくなった。うつむき時、両足そろい、施療完

・あとがき

足元のヘルメットにたどり着くのに、時間がかかりました。
骨盤のズレが、結構大きく、ねじれ方向が、ヒントになりました。

 
メルマガ634号

右足元にヘルメット

右の足元ににヘルメットを引っかけた状況を再現してみました。

椅子の背もたれは外してあります。

予想では、右のヘルメットを避けて左へ回転していると考えました。

再現してみると、
ヘルメットを避けるように腰と足は、左に回転しています。
しかし上半身は、左へ回転せずバランスを保つように右へ傾いていました。


右仙腸関節と腰の骨1番

骨盤のズレは、腰と足が左へ回転するため、仙腸関節に負担が加わったのが原因だと考えられます。

腰の骨は、ほとんど回転することが出来ない構造です。
そのため、腰と足の回転力は、腰の骨1番まで伝わります。

さらに
上半身の傾く力は、肋骨が途切れる腰の骨1番に力が集中します。
2つの要因が重なって、腰の骨1番がズレたと考えられます。

机の足元に物を置かず、広くのびのび使いましょう。

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「環境 足腰」