机の引き出しの書類で腰背部痛になった患者さんを考察してみました。
30歳代、女性、事務(ノートパソコン常用)
慢性の背部痛、左首痛、頭痛、職場の紹介で来院
■症状と結果
左仙腸関節、頚椎1番、7番、背中の骨3番(特に前方変位)、背部の左湾曲
5日後、2回目には、肩こり頭痛もなく快調。
▼あとがき
左湾曲は、右側の引き出しに頻繁に出し入れする書類を入れていました。
腰が椅子に固定して、上半身だけが傾いています。
上方から見ると、頭部は中心から30センチ遠ざかっています。
左背部に加わる力は、3倍も増えてしまいます。
背骨では、頚椎1、2、頚椎7番、背中の骨1、6、7、12番、腰の骨1、5番を調整しました。
筋肉は、左背部・右手・右足を、調整しました。
対策として
机の引き出しの一番下は、大きな書類が入れやすいのでファイルなど収納しがちですが、頻繁に使用する書類は引き出しに収納せず、机上に置くようにしました。
症例のようは状況は、取る頻度が多くなったり、長時間座りっぱなしで疲労したところに、急に書類を取る動作が引き金となって体は、もう限界ですと痛みを出すようです。
引き出しの、使用頻度を減らして、姿勢良く元気にお仕事