ソファーのひじかけで、肩痛になった症例を考察してみました。
20才後半、男性
建築土木業。1週間前から左肩前の痛みが取れない。
左仙腸関節、背中の骨、頚椎のズレ。左肩が前方にズレ、伴って鎖骨のズレ
1回目の帰りには、ほぼ改善。
しかし!!1週間後に、同じ症状で来院
最近、暑いので、帰ってから、バタンキューとソファーに左手を突いて寝てしまっているのが良くなかったようです。
メルマガ175号肩の筋肉への負担は、腕が落ちないように約6kgを常に持ちあげています。
ひじかけにはかかる荷重は、実測で3kgでした。
つまり腕の重さがが6kgだとすると、3kg軽減しているので、肩に筋肉への負担は、3kgと50%に軽減しています。
まさに、ひじかけ。肩にかかる負担軽減効果50%あり。!!
ひじかけには、無理に体重をかけない状態で、9kgもの荷重が加わっていました。(予想以上の荷重で、何度も計りなおしてしまいました。)
腕の重さをひじかけで軽減した3kgと、45度斜め前に9kgがかかると肩への負担は9.5kgになります。
これでは、肩にかかる負担が普段より約60%も増えてしまい肩が痛くなると考えられます。
肘を後ろに突く姿勢は、普段で気が付かないうちにしている事があります。
肘は感覚が鈍いし荷重に強いので9kgもの荷重がかかっていても気がつきにくい事も要因の一つでしょう。
ソファーのひじかけは、後ろに突かないように注意しましょう。