いすを並べた症例を考察してみました。
中学生、男性、野球部
数日前の体育の授業から、背中や腰が痛くて
接骨院へ行っているのだが、いま一歩よくならないので診てほしい。
うつむき時、左足が短く、骨盤を調整。
低周波をかけてもらっているのか、筋肉は、ずいぶん回復している。
首の骨1番、背中の骨7番、腰の骨3番が、大きくずれているので調整。
見ると足先がねじれているので動きを診ると、膝がねじれている。
ずいぶん前に、野球で滑り込んだときに、痛めたそうです。
膝、足首、股関節を調整。
筋肉は、回復しているので、筋膜を軽く調整をしようとすると
背中の横ライン、肋骨に沿った硬い筋肉の筋があるので、お話していると
夏休みなので、椅子を並べて、ゲームしたりお昼寝したりしている。
つなぎ目と、筋の部位がほぼ一致しているので、気をつけてもらいました。
帰りには、肩や腰を動かしても大丈夫。
楽しく野球ができそうで、良かったです。
椅子を並べて寝転がっていることは、同行された家族の方が、話されていました。
本人だけだと、わからなかったと思われる、症例でした。
いすのつなぎ目は、背中と足のももに、当たります。
携帯を見たり、ゲームをすることで、上半身の筋肉が動きます。
症例では、背中の部位に、筋状に筋肉の硬直が見られたことより
いすのつなぎ目で、筋肉に集中して負荷がかかった。
すきま風で筋状に冷えたのが原因だと考えられます。
椅子の座面は、後方へやや傾いています。
傾きは5度程度と少ないですが、実際に寝てみると、後方へ転がるのを感じます。
長時間寝転がると、左の背もたれに当たって、寝返りがしにくいです。
そのため左の背部に長時間圧迫が、生じて循環不良、神経圧迫などで筋肉痛になりやすいと考えられます。
いすは、並べて寝転ばず、座りましょう。