カイロで健康

使い捨てカイロ(足甲)

使い捨てカイロを足甲(靴の中)に入れて、膝の前が腫れて痛くなった患者さんを考察してみました。
足の甲加熱、前脛骨筋の痛み

●はじめに
50歳代、女性、保育園勤務
右膝の前が痛くて、引きずるようにしないと歩けない。
かばっていたら左の腰も痛くなってきた。

・症状と結果
両膝の全面、前脛骨筋が腫れている。
コンパートメント症候群かもしれないので、外傷を調べても問題ない。

左仙腸関節、腰の骨5番、腰の骨1番を調整。
膝の前面に、アイスパック使用。筋肉調整、ポンプテクニック使用。
帰りに、腫れも減少、普通に歩ける。

・あとがき
痛みは右膝しかありませんでしたが、両膝が腫れていましたのでお話ししていると、体育館が寒いので靴の中、足の甲に、使い捨てカイロを使っていました。
その加熱が、前脛骨筋を腫らしコンパートメント症候群に似たような症状を出していたと考えられます。

メルマガ591号

コンパートメント

コンパートメントとは、筋区画と言われて、筋肉がまとまって一つの袋に入っているようなイメージです。

コンパートメント症候群は、運動など外傷で、コンパートメント内の圧力が高まり、シビレや痛みを生じます。
特に前側の前脛骨筋に起こることが多く、今回の症例でも同じ部位でした。
今回の症例は、コンパートメント症候群とは言えませんが、それに近い状況が作られたものだと考えられます。

使い捨てカイロの前脛骨筋への加熱障害に加えて、足を動かしていたので、前脛骨筋が腫れたと考えられます。

症状までのステップ
  1. 冬の体育館は、足が冷えるので、なんとかしたい。
  2. 靴の中に、使いすてカイロを入れて、温めよう。
  3. 貼りやすい場所、足の甲に、靴下の上から貼って、体育館で運動していた。
  4. 前脛骨筋が、加熱されて、腫れて、コンパートメントの内圧が高まり、痛みや歩行障害を生じた。
  5. 足をかばって歩いていると、腰に無理な力がかかり、腰痛を引き起こした。
  と考えられる症例でした。
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