カイロで健康

使い捨てカイロ 足底

使い捨てカイロを足底(靴の中)に入れて、膝が伸びにくくなった患者さんを考察してみました。
使い捨てカイロを足底に入れて膝が伸びにくい

膝が伸びなくて痛い患者さんを、触診していると、足の後側の筋肉の硬直。膝下の筋肉、足の裏にブヨブヨ感が診られることがあります。

このときに、問診をすると、足底(靴の中)に使いすてカイロを使用している事が、多く見受けられます。

問診より、2週間から1ヶ月間に渡り、使用していて症状が出た患者さんが多く診られます。


足底の筋肉は、膝を伸ばすのには影響ない

●触診で、膝下の筋肉、足の裏に診られる、ブヨブヨ感は、使い捨てカイロの温熱が、直接筋肉を浮腫、炎症させていると思われます。

しかし
足底の筋肉は、膝から下に付着しており、膝の動きには関係ありません。
そのことから、使い捨てカイロの温熱が、直接筋肉に影響を及ぼしても、膝を伸びにくくするとは考えにくいです。


脛骨神経の運動と知覚

●症状が出る期間が、筋肉の症状より長いことに着目し神経から考えてみました。

足底に走っているのは、脛骨神経です。
その脛骨神経は、足の背面の運動神経(下向)を担当しています。
さらに足の裏、ふくらはぎ部位の知覚神経(上向)を担っています。

足底の熱い刺激を、脛骨神経が、脳に伝えます。
脳は熱い部位から足底を避けるような動作を運動神経に伝えます。
その持続的な刺激伝達により、膝を伸ばす筋肉の動き悪くなった可能性があると考えられます。

もう一つに、知覚神経の上向する信号と下向う運動神経の信号に神経内部や神経節、脊柱内などでリーク(信号漏れ)のような状態が起こり、膝を伸ばす筋肉の動きが悪くなったのではないかとも考えられます。

推測の域は出ませんが、
使い捨てカイロを足底(靴の中)に入れて、膝が伸びにくくなくなる。
使用を止めて、足腰の関節の調整、筋肉の調整で、回復する。
事は事実です。

使い捨てカイロを靴に入れて、膝がおかしいなと思ったら、中止してみましょう

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