使い捨てカイロを背中に貼って肩痛・首痛になった患者さんを考察してみました。
特長は、背中に左右に2枚貼る患者さんが多く、次に中央に1枚貼られる2種類があります。
左右に2枚貼られる患者さんは、肩甲骨の部位に貼ってみえます。
使い捨てカイロと肩甲骨の間には、棘下筋が挟まれています。
その、棘下筋が炎症してますので、肩を動かすと痛いなどの症状で来院されます。
中央に1枚貼られる患者さんは、肩こりの軽減目的だけでなく、つぼである風門を、温める目的のために使用されていたこともあります。
使い捨てカイロの下には、肩こりの筋肉と言われる、僧帽筋があります。
この僧帽筋が、炎症することで、肩の痛みに加えて、首の痛みや、ひどい時には、頭痛もあります。
背骨のズレは、使い捨てカイロの端。
温度が変わる部位にストレスが加わりズレが診られます。
左右に貼った場合は、僧帽筋の上部繊維の起始部に影響される、首の骨1番のズレにも気をつけなければいけません。
使い捨てカイロを貼って、痛くなったら、外してみましょう。