カイロで健康

回転いす

回転いすで腰痛が発生していた症例を考察してみました。

●症例1

はじめに

40歳後半 男性 建築設計。腰痛(全体)と背部痛で来院。

■症状と結果

左右の仙腸関節部が変位、背部と腹部の筋肉が緊張している。
仙腸関節を調整、低周波で緊張を改善、帰りには改善

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●症例2

はじめに

50歳前半、男性、大型車両運転。
1週間前から左腰痛で、体が傾く。

■症状と結果

左足が20mm長いが、ヘルニア検査は異常なし。
左仙腸関節、腰の骨5番、3番、背中の骨12番、3番がズレている。
1回目は、アイスパック、テーピング。関節の調整
2回目は、マッスルテクニックと関節調整
3回目には、傾きも腰痛も改善

メルマガ87号

40センチ離れても椅子は回転しない。

2つの症例の、共通点は、食卓のいすに、回転するタイプを使用している。
もう一ついすの上で、正座やあぐらをかいているので床から足が離れていることです。

そこで、
背もたれを外した、事務いすに正座し手を伸ばして、いすが回転するか見てみました。

手だけを伸ばす40センチでは、いすが回る現象は見られませんでした。


50センチ離れると、椅子が回転してしまう。

もう少し大きな手の動きで、肩や背中が動く50センチになると、いすが10度程度回転し体のバランスを保とうとしました。

食事の状況では、食卓中央の大鉢を取ろうとするような状況で同じような状況が生じると考えられます。

体験してみると、静止状態では、筋肉の緊張は気になりませんが、手を動かしただけで不安定になり、腰や背部に力が入るのを感じます。


腰の悪くなる部位
 この状態で主に問題となる筋肉、関節は、  などが痛みを出していたと考えられます。

この症例では、食事で腕を動かすと、腰がわずかに回転し、腰や腹部の筋肉がバランスを取ることで、緊張、疲労し関節もズレて、痛みが出たと考えられます。

また降りるときの大きなひとひねりも、腰に大きな力を加わり、痛めたと考えられます。


実体験

新規開店の喫茶店で、回転いすに座ったことがあります。
その時は、なんか不安定だなっと感じていましたのでコーヒーだけで早々出てしまいました。
本能的に、早く立ちあがりたかった様です。

食卓など長い時間の使用は、腰などへ負担が蓄積してくるのでしょう。
料理を楽しんで食べるためにも、体にやさしい、いすは大切なアイテムです。

食卓のいすは、回転しない、安定したタイプがおすすめです。

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「環境 足腰」