キッチンの足台で、片足を上げていて腰痛になった患者さんを考察してみました。
40歳代、女性、教師。
左腰痛、足首痛で来院
腰の骨5番、3番、足関節のズレ
2週間後2回目には、改善。
3日後あたりから楽になったそうです。
「キッチンで片足に台を置くと腰が楽」の記事をみて、お風呂の椅子を置きました。
その姿勢で、1ヶ月ほど料理を続けていると少しづつ腰がだるくなってきたそうです。
足首が痛くなった足関節のズレは、健康サンダルも加えて合わなかったようです。
バランスを取ろうと腰が左に傾き、左に体重がかかり不均等になって左の腰に負担が多く腰痛になったと考えられます。
さらに肩はバランスを取るため右に傾いています。
そのため左腰痛だけでなく、肩こり、首痛もひきおこすと考えられます。
実体験
自分で体験して立ってみると、腰は引き連れてくるし、足はだるくなる、手に力が入りにく料理しずらいです。
症例では腰の骨5番と3番のズレが診られました。
足を上げると、腰の骨が左に湾曲して上半身を水平に保とうとします。
そのため、一番下の腰の骨5番の左にに負担が大きくなったのと、
カーブの頂点になる腰の骨3番に上下の負荷が加わりズレが生じたと考えられます。
腰の骨1番もカーブの始まりになるので、ズレる可能性は、高いと思われます。
腰を楽にする方法として、紹介されていることがありますが、
足が地に着かない不安定な体勢は作業しにくく、足腰を痛める要因だと考えられます。
キッチンでは、両足で安定させて楽しく料理をしましょう。