やぐらこたつで寝ていて、首痛になった患者さんを考察してみました。
20歳代、女性、美容業
右の首が痛くて来院
首の骨1番のズレ 首の骨5番のずれが大きい
帰りには、首もスムーズに回り、痛みなく改善。
明くる日に電話
「帰りは楽になったんですけど、寝る前には、また痛くなってきたんですが、
もう一度みてくれませんか」
触診の結果、首の骨5番が、同じようにおおきなズレ
調整後、すぐ改善。
時々来院される患者さんなので、
「寒くなってなにか使ってますか」「首のこの辺を押さえているような」
「そういえば、この前も帰ってから、こたつにもぐって寝てから首が痛かったです」
「そうそう、こたつの中で、座布団をまくらに首だけ回して、テレビ見てました」
「
どうも、原因のようですね、気つけてくださいね」
以後、再発はありません。
横に置いてあるテレビを見る場合、体全体で向きを返るため首はおおきく回らず、背骨全体も回転ねじれは少なく楽な姿勢で見ていられます。
横に置いてあるテレビを見る場合、体を回転することができないので、首だけを回して見る体勢になります。
そのため、首には、回転してねじれの力が加わります。
さらに首の筋肉群も引っ張られ、疲労し首の骨のズレを引き起こしていたと考えられます。
以前に、こたつにもぐり込んで、頭を反らすような姿勢でテレビを見ていて首が回らなくなった患者さんも来院されたことがありました。
やぐらこたつには、体全体を入れて、首だけ回すのには注意しましょう。