カイロで健康

首冷却マフラー
アイス首巻

2019年の熱中症対策
アイス首巻で、首が回らない、腕が上がりにくい患者さんを考察してみました。

■はじめに

50才代、男性、立ち仕事、年に数回来院
熱中症予防に、職場でアイス首巻をしていたら首が回らなくなって、腕も上がりにくく
首巻を外したが、元にもどらない。

・症状と結果

うつむき時 右足が3mm長く仙腸関節を調整。
首を診ると、胸鎖乳突筋が筋張っている特に左。
後方は、僧帽筋の上部だけでなく下部も硬直している。
筋肉を調整、低周波にアイスパックを追加使用。
帰りには、首も楽に回る。肩も大丈夫。

・あとがき

アイス首巻など、保冷時間は、少なく効果は、一時的です。
保冷剤は、重量があり、首肩などに負担をかけるようです。
首の外側の胸鎖乳突筋や僧帽筋が、硬直していた原因でしょう。

メルマガ870号

胸鎖乳突筋の痛み

首の前方、胸鎖乳突筋が、筋張っていました。

首冷却マフラーと同じく、冷えている状態から、だんだん温かくなって首に熱が溜まりやすい状態が作られ、筋肉が熱疲労を受けたと考えられます。
さらに、アイス首巻の重量による筋肉負担、締め付けによる筋膜への負担も加わって、痛みを出したと考えられます。


僧帽筋の痛み

首の後方、僧帽筋が、筋張っていました。
アイス首巻の位置は、僧帽筋の上部になりますが、筋張りは、下部にも感じられ、僧帽筋の全体に及んで肩や腕の痛みを出していた考えられます。


首の外側の筋肉

首の断面です。

胸鎖乳突筋や僧帽筋は、首の外側に位置しています。
そのため、アイス首巻の冷気や締め付けの影響を1番に受けたと考えられます。

首や体をねじる作業ではないので、首冷却マフラーの時のように、
内側にある板状筋や斜角筋は、まだダメージを受けていませんでした。

アイス首巻の連続使用に注意が必要なようです。

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