腹筋マシンで腰痛になった症例を考察してみました。
40才代、男性、事務仕事
1週間前から右の腰が痛い、
座ると足がしびれてくるようになって来た。
うつむき時、右足が3mmながいので、骨盤を調整。
骨盤は、症状には、ほぼ影響ないとかんがえられました。
腰の骨を診ると、前方へ大きなカーブ、周辺の筋肉が硬直、
話していると、腹筋マシンを使ったそうです。
大腰筋、腰方形筋、腸脛靱帯、腰の骨1番、5番を調整。
帰りに、腰掛けても足のシビれなく大丈夫。
のをガマンして、汗ダラダラで、腹筋マシンをしていたのが原因だったようです。
テレビ通販で買った腹筋マシンは、インナーマッスルを鍛えるようです。
症状からも、神経に近いインナーマッスルが硬直し、シビレを出していたと考えられる、症例でした。
腹筋マシンは、屈曲した時に止まる位置が一定しています。
その位置の腰の骨に負荷が集中して炎症発熱して腰痛になったようです。
さらに加齢により関節の動く範囲は、狭くなります。
若い時の記憶で、大きく動かす運動をすると、関節に無理な負担がかかり痛めてしまいます。
初めて腹筋運動する場合、おへそを少しのぞき込んで腹筋が緊張する程度から始めるのが安全なのですが、
マシンを使うと、ついつい、全力で運動し無理してしまうようです。
特に腹筋マシンは、止る位置が正確なため、背骨の局所に負担がかかりやすく、腰痛になりやすいと考えられます。
マシン運動も、急激なやり過ぎには、気をつけましょう。