カイロで健康

腹筋マシン(頭痛)

腹筋マシンなのに、頭痛? の症例を考察してみました。

●はじめに

30歳代、女性、主婦
お正月太りが気になって腹筋マシンを購入
がんばっていたら、膝痛、肩痛、最近は頭痛が取れない

・症状と結果

腰の骨1番3番、背中の骨3番を調整、首の骨1番の大きなズレを調整。
首、背部の筋肉調整、膝裏の筋肉硬結を調整。低周波を使用。
帰りには、頭痛は消失、膝、肩も楽になった。

・あとがき

今までの腹筋マシンの症例では、首痛や頭痛は問題なかったので、どの様な、腹筋マシンか、聞いたところ、
座いすタイプの腹筋マシンだそうです。

メルマガ537号

腹筋マシンで痛めた関節

背骨を調整した場所です。

腰の骨1番3番、背中の骨3番、首の骨1番
その中でも、首の骨1番のズレが大きく特徴的でした。

腹筋マシンですので、腹筋に負担をかけて動かす事が目的ですので腰痛や背部痛、足の痛みなどは、考えられます。

腹筋が目的なので首の骨には負担がかからないはずです。
どのように首の骨がずれ、頭痛が、引き起こされたのか考察してみます。

タイプの違う腹筋マシンで腰痛になった症例 腹筋マシン(クランチ)です。


座いすタイプの腹筋マシン

座いすタイプを再現してみました。

症例の膝痛は、体を曲げた時に、座いすの端に当たって痛めたと思われます。
また、体を伸ばした時に、背当てと座面のつなぎ目で腰の骨がずらされたと思われます。

床で行う腹筋運動では、後頭部を支えて腹筋をすることが多いと思います。
しかし座いすタイプは、後頭部を支えて腕を上げると、体の重心が後ろに移り、座いすが浮き上がり倒れそうな不安定な状態になってしまいます。

そのため重心を前にするため、腕を前に組んでしまいます。
さらに頭を少しでも前に曲げて重心を前に移すと共に、体を伸ばしたときに頭を座いすから浮かすような、状況になります。

この状態で、重い頭部の負担が首の骨1番や背中の骨3番に反復して加わり大きなズレが生じたと考えられます。
また頚部や背部が、筋肉痛を発していたと考えられます。

体が痛いな、無理だな、と感じたらマシン運動は、休憩してみましょう。

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「環境 首・肩」