硬いのマットのつなぎ目で、背骨が、ずれることがありますので考察してみました
厚さ20mmのスポンジマットで、腰の骨3番モデルを使い、棘突起(きょくとっき)が5mm沈む力を測定してみました。
3kgの力で、5mm沈みます。
スポンジ組織が、圧縮で切れ目が、開いており、1.8kgで、5mm沈み、切れ目なしの60%の力しか必要ありません。
スポンジ組織の圧縮と、コーナー部が変形しており、1.2kgで、5mm沈み、切れ目なしの40%の力しか必要ありません。
マットのつなぎ目に隙間が出来ると、わずかな力で背骨が落ち込み、関節にズレを生じさせる事があると考えられます。
上の三つ折タイプは、背中の骨の9番10番付近が、沈みこみ背部痛です。
(畳床に、よく診られます。)
下の二つ折タイプは、仙腸関節が沈みこみ腰痛です。
(折りたたみベッドによく診られます)
硬い寝具を、健康のために使ってます。と言われる患者さんが、多いです。
しかし、硬いがゆえに、接合部に落ち込みやすく、ずれを発生させている事があります。
特に数年使いこんで、角や表皮が、緩んでくると発生しやすいようです。