冬は、天気が悪く室内干しをすることが多くなります。
そのため、肩こり、首痛、頭痛の患者さんが来院されますので考察してみました。
一般的な日本家屋の、1軒(1.8m)の高さの場合は、、首の骨後屈は15度となりました。干していても、さほど苦にはなりません。
ところが最近の住宅は、メーターモジュールが採用されているので、扉が2mの高さです。
そこで、20センチ上げた状態にしたところ、首の後屈が40度と、
1.8mにくらべて、倍以上の角度になり、首や肩に掛かる負担が大きくなっているのが分かります。
1.8mにくらべて、明らかに、負担が多く感じられます。
このことから、最近の建築様式から室内の洗濯物干しで、肩こり・首痛・頭痛の患者さんが増えていると、考えられます。
うつむき時の背中の触診で、右肩甲骨(利き腕側)が浮き上がったり、下方にずれているのを感じる事があります。
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その時には問診で、高い位置の洗濯干しが原因の一つだと、分かることがよくあります。
腕を上げるには、前鋸筋が肩甲骨を動かすことで、腕が上がります。
そのため、前鋸筋の肥大化や、関節可動域が広がったため、浮いたように触診されると考えられます。
直接、前鋸筋を調整すると共に、関連する筋肉も調整します。
さらに、肩関節、胸鎖関節、肩鎖関節、また、神経の影響が考えられる、首の骨5.6.7番も、検査・調整致します。
室内干しも、低く干して、肩こり・首痛・頭痛を予防しましょう!!