カウンターテーブルで離乳食をしていて、肩こり・腰痛になった症例を考察してみました。
20歳代、女性、14年ぶりに来院。
最近、二人目の離乳食でたいへんなんです。肩と手が痛いので、お願いします。
■症状と結果
左仙腸関節と頚椎1番2番のずれ。手と肩は、筋肉調整。
帰りには、元気になりました。
▼あとがき
新築で作った、キッチンカウンターテーブルに並んで腰掛けて、離乳食をしている姿勢が悪かった様です。
回転角は50度もあり、椅子自体を内向きにセットしてますが肩や腰に無理がかかっています。
右手では、食事が運べず、左手を使用することになりますが、回転角は左に座ったのと同じように60度と大きくなっています。
旋回することはありませんが、テーブルの巾が広いと背部が伸びて負担が増えます。
手を伸ばす範囲、体のねじれを考えると、一番おすすめできる、ポジションでしょう。
この体勢でも、体はねじれますので、椅子をあらかじめ子供さんに向けておくことで、ねじれを防ぐことができるでしょう。
右手では、食事が運びにくく、左手を使用することになりますので、左利きの方には、良いでしょう。
右手で体を支えたり、食器を持ったり、首が右向きになるので思ったより動きやすいポジションです。
離乳食の時は、食べこぼしたり、遊んだりして、周りが散々な状態になりますので、なるべく近くに座る事が多いと思います
そのため、親の体は、ねじって無理な姿勢になっていることがあります。
特に一人目は、慎重になり離乳食の時間が長くなりますので、疲れない体勢に気をつけましょう。
体にやさしいポジションで、楽しい離乳食