カイロで健康

シートベルト

●自動車の事故や急ブレーキで、胸部痛になることがありますので考察してみました。

●はじめに

30歳代、女性、3週間前に車で軽い正面衝突。
肩と胸の痛みが取れなくて来院

・症状と結果

左仙腸関節、背中の骨3番、首の骨1番のずれ。右鎖骨のズレ大
9日目2回目には、痛みなく、改善。

・あとがき

シートベルトによる鎖骨のズレが、主な痛みを出していたと考えられます。
問診時に、運転席側か、助手席側か、シートベルトの位置で鎖骨のズレが予測できますので重要な問診項目です。

メルマガ305号

前方から見た席

車の前方から見てみました。

運転席のシートベルトは、右肩
助手席のシートベルトは、左肩に当ります。
席によって肩が拘束される位置が逆になります。

また運転席は、ハンドルを握っているので、自分の腕で肩を保持することにもなります。


助手席

助手席は、胸骨と鎖骨の関節、胸鎖関節のズレが多く診られます。

中央の胸骨や肋骨は、軟骨結合で弾力があるので痛めにくいと考えられます。

その他、首の骨や背中の骨全体。
腰のベルトの影響が考えられる骨盤、腰の骨も検査して調整します。


運転席

運転席は、助手席とは逆に右胸鎖関節にズレが多く診られます。

ハンドルを握っているため肩・肘・手首(特に母指)の関節にもズレが診られるのが、助手席には無い特徴であると言えます。

患者さんのお話から、バンパーが壊れたくらいで痛めるようです。
思った以上にシートベルトが、衝撃から体を守ってくれているようです。

シートベルトは確実に締めて安全運転、安全な毎日で健康維持。

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「環境 首・肩」