スマホでゲームをしていて、左手がシビレた症例です。
50歳代、女性、販売業
スマホのゲームをしていたら、左手がシビレてきた。
肩こりと頭痛までしてきた。
首の骨1番、2番、5番を調整。
肩首に低周波、筋肉を調整。
左手を触ると、内側の筋肉が硬直、さらに肘頭は、浮腫して熱っぽい。
押さえると、チネルサインのように、手先までシビレる。
手首、肘の関節を調整。その後、腕の筋肉を調整。
帰りには、動かしてもシビレなく、頭痛、肩こりも改善。
ゲームにはまって、テーブルに肘をついて、がんばっていたようです。
ゲームに夢中になっているので、肘の痛みや、筋肉の痛みに気がつかず、数時間も続けたのが、良くなかったようです。
グループでがんばるゲームのようで、みんなのために、とついついがんばってしまうようです。
患者さんの症状は、手の全体がシビレると言われていました。
そのため正中神経を疑いました。
左手の筋肉を触診すると、円回内筋と思われる筋肉に硬直が診られました。
この筋肉は、正中神経を挟んでいるため圧迫でシビレが出ていると考えられました。
そこで、この部位を押さえたところ、シビレが増えたので、原因部位だと考えられました。
円回内筋の硬直は、スマホを目の前に保持するために、緊張していたと考えられます。
さらに、右手でタッチする力に対抗する必要があり筋肉疲労しやすい環境であったと考えられます。
患者さん症状は、小指側もシビレると話されていました。
始めに、スマホの保持に問題あるかと思いましたが、筋肉痛ではありませんでした。
そこで、尺骨神経に目をつけたところ、肘頭部にやや浮腫がありました。
押さえると、チネルサインのような、シビレが出ましたので、原因部位だと考えられました。
テーブルに肘頭を当てていたので、鬱血状態で腫れて浮腫感が現れたと考えられます。
スマホのゲームは、肩腕を動かす休憩を入れて、楽しくしましょう。