カイロで健康

ダイエットスリッパ

かかとの無い「ダイエットスリッパ」や、つま先の上がった「ストレッチスリッパ」の使用で、
足痛・腰痛で来院されますので考察してみました。

●はじめに

30歳代、女性、事務仕事、ヨガの趣味。
右股関節の痛みで来院、病院のレントゲンは異常なし。

■症状と結果

うつむき時右足が10mm長い
右仙腸関節、腰の骨5番、1番、尾骨、足関節のずれ、足の筋肉の硬直。
2回目(7日目)、足を上げたときだけ痛む。
3回目(15日目)、動かすと、違和感を感じる程度。施療完。

▼あとがき

初検時に、足の筋肉が硬直しているので、健康サンダルか?と思いましたが、
ダイエットとヨガで、関節を柔らかくするために、足先が上がったストレッチスリッパを使ってから、悪くなったようです。


ダイエットスリッパ

ダイエットスリッパ

足を下ろした時に、スリッパと床の段差により、足の関節がずれてしまうようです。(舟状骨が甲側に飛び出たようになります)

キッチンでの使用で、問題が生じることが多いようです。

足の関節、膝関節、仙腸関節、ひらめ筋など調整が必要です。


ストレッチスリッパ

ストレッチスリッパ

足の加重が、関節に無理がかかり、足の関節がずれてしまうようです。
(リスフラン関節が、足底側に、足関節が後方にずれてしまいます)

瓦屋さん、大工さん(屋根貼)などでは変形も診られます。


足裏のアーチ

●臨床経験から

足の裏の土踏まずを、サポートした靴や健康スリッパなど使用していると、足の指の筋肉がやせていたり、関節の動きが悪くなっていることが多く見受けられます。
これは、足のアーチが、歩くことによってのびたり戻ったり動くことで、筋肉ポンプが働いたり、関節に運動が加わり筋肉の再生が促進されたりします。
アーチを強くサポートすると、アーチの動きが制限され、筋萎縮や、関節の障害など問題が生じるのではないかと考えられます。


履き物ののトラブルは、健康サンダル、安全靴、白長靴、凸凹中敷きなどがあります。
履き物は、体の体重を支えたり、歩行したり、非常に大切な体の一部です。
歩くときに足のアーチが動くように、ある程度、平面で、衝撃を吸収できる構造が良いと考えられます。

ぞうりの時代は、土の上を歩いていましたが、現代は舗装路になり、足や腰にかかる力は非常に大きくなっています。
履き物は体を守る保護具ですから、ある程度お金をだして良い物を使いましょう。

履き物は、体の延長です、自分の体に合った履き物で毎日健康

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「環境 足腰」