カイロで健康

背中のツボ押し
(僧帽筋)

背中のツボ押しのやり過ぎで、首が回らなくなった症例です。

●はじめに

30歳代、男性、事務仕事
肩や首が凝ってきたので、マッサージ棒でグリグリ押していた。
朝になって、首が痛くて回せない。
運転ができないので、奥さんの運転で来院。

・症状と結果

首の骨2番7番、背中の骨3番のズレ、僧帽筋が特に腫れている。アイスパック使用。
帰りには、首を動かせるまで、改善。

・あとがき

2011年 今年は、夏の暑さが長かったせいでしょうか?9月の暑さのぶり返しが、応えたのでしょうか?
筋肉を痛める状況が多いように感じます。

メルマガ523号

背中のツボ押し

・背中のツボ押しを再現してみました。

男性ですと、力が強く、押しすぎてしまう事が考えられます。

さらに、
押してみると、肩甲骨と背骨の間は、溝になっており、押しやすい場所が限定されてきます。

また、
その部位は、肩甲骨や背骨の筋肉付着部位でもあり、ゴリゴリ感が感じられついついグリグリ押さえてしまいます。


僧帽筋の炎症

背中の大きな筋肉、僧帽筋の一部の押しすぎで炎症したと考えられます。
僧帽筋は、頭から肩、背部にわたる全体的な痛みとして出ていたと考えられます。

また、首の骨7番、背中の骨3番のズレは、僧帽筋の一部(横行部)が出ているところでもあるので、筋肉の弱まりに負荷が加わり、ズレが生じたと考えられます。


頭半棘筋の炎症で首が回わせない

僧帽筋の奥にある、頭半棘筋まで炎症していたと考えられます。
そのため、首を回す時に伸びる頭半棘筋に痛みが出て、首を回せなかったと考えられます。

施療として

一部の筋肉の炎症だったためアイスパックも効果があったと考えられます。

グリグリ押しすぎには、気をつけましょう。

カイロで健康
「環境 首・肩」