カイロで健康

扇風機

扇風機で腰痛になった症例です。

■はじめに

50才代、接待業、年に数回来院
左腰が、伸びなくて、歩きにくいので診てほしい。

・症状と結果

うつ向き時、いつもより左足が、長くなっている。
骨盤を調整しても左足が長い、大腰筋など左側の筋肉を調整すると両足が、同じ長さになった。
首の骨1番、背中の骨3番、腰の骨1番を調整。
帰りには、腰は伸びて、歩いても大丈夫。

4日後、昨日から、同じように腰が伸びない。
うつ向き時、前回と同じように、大きなズレで、骨盤を調整。
左側半身の筋肉が、硬直している。
筋肉を調整後、トイレに行かれて、「最近、お腹の調子が悪くて・・」
お話していると、暑いので、寝るときに扇風機を使っている。
首を振らずに、左側から風を当てて、タイマーで切るようにしていますが、
なるほど、左半身が、冷え切って、悪くなったようです。

・あとがき

この時期に、めずらしい症例だと思いますが、
風を体に、当て続けては、おなかまで冷え切って
お腹の調子が悪くなる事も、あるようです。

扇風機は、風速2mぐらいです。
風速1mで1度と言われますので2度ほど下がる計算ですが、2度の感覚が、ピンときませんよね。
要は、体が冷えるほど風に当たらない、風を甘く見ない事でしょう。

メルマガ960号より

左から扇風機の風

扇風機の風を、当て続けることで、体の表面から、徐々に冷えて行ったと思われます。
また、風により、体の表面から水分が失われて、組織が、乾き、筋肉の硬直を早めてしまったと考えられます。


浅腹筋

体が伸びないことから、浅腹筋が、冷えで硬直したのが、原因と考えられます。
さらに、筋肉を包む筋膜が、冷えて動きが悪くなり、体が伸びなくなったと考えられます。


大腰筋、腰方形筋

大腰筋や腰方形筋は、深腹筋で冷えにくいですが、触診で診る限り硬直していました。
冷えが長い時間続き、深部に及んだため硬直したと考えられます。
さらに、浅腹筋を助けるために、負荷が増えて、硬直したと考えられます。

体に風を当てるのは、冷えすぎに注意!!

カイロで健康
「環境 足腰」