カイロで健康

shift キー

2台のパソコンを使って、右キーボードのshiftキーで肩こり・首痛・指のしびれになった症例です。


■はじめに

30才台、男性、パソコン作業
慢性の肩首痛で、最近は左腕が痛くなって指がしびれる。
取引先の友達から聞いて来院。

・症状と結果

うつむき時、左足が5mm長く、骨盤を調整。
右の足首がねじれているので調整。(学生時代に捻挫)
首の骨2番と7番(特に大きいズレ)、
背中の3番5番を調整。

腕を見ると、左の指を曲げる屈筋が硬直、
さらに伸ばす筋肉も局所的に硬直しているので、筋肉調整。

2回目、5日後、肩首は楽になった、指のしびれも気にならない。
全体を施療して、施療完了。

・あとがき

左の人差し指に特徴があったので、話していると、
2台のパソコンを使い、右側のキーボードを使うときに、
左手は伸び切った状態で、シフトキーを多用していたようです。
位置を調整し、左手が伸び切らないようにしたようです。

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2台のパソコン、右キーボードの姿勢

2台のディスプレー、2台のキーボードを、再現してみました。

右キーボードのshiftキーを押す動作は、左手が、伸びて肩や腕に負担を感じます。
この姿勢で、長時間作業することで、肩首腕に疲労が蓄積して痛みが出ると思われます。
また、シフトキーの多用により、人差し指がしびれてきたと思われます。


左手、人差し指の筋肉

shiftキーを押す動作では、浅指屈筋・深指屈筋が働き、疲労します。
浅指屈筋・深指屈筋は、親指を除く、4本の指を曲げます。
指を戻すときには、親指を除く、4本の指を伸ばす、総伸筋が作用します。
特徴は、示指伸筋という人差し指だけを伸ばす筋肉があります。
症例では、人差し指の多用で、硬直が診られました。

肩や腕に負担を感じる姿勢は、作業改善して、楽しく作業しましょう。

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「環境 首・肩」