カイロで健康

うつむき読書

うつむき読書で、
首・肩・頭痛、めまい、腕・腰痛・背部痛の症例を考察してみました。

●はじめに

10歳代、男性、中学3年生
左腰痛があったが、右も痛くなってきた、背中と肩も痛い。

■症状と結果

首の骨2番、背中の骨3番5番12番、両仙腸関節、肩甲骨の浮き上がり
11日後2回目には、症状は、改善。

▼あとがき

本が好きで、寝る前に、うつむきで長時間読書していたのが肩甲骨を浮き上がらせ、首、背中から腰を痛めていたようです。


うつむいて本を読む

うつむきで読書した状態を再現してみました。

本が読みにくいので、 肘を突いた状態になります。
そのため肘で受けた重みが、肩甲骨を持ち上げる状態になり、肩甲骨が浮き上がった状態になり肩甲下筋などが疲労し痛みます。

頚椎と腰の骨は後屈状態になり、首や背部の筋肉が緊張して、背骨のずれを誘発させることで、首痛、肩痛、頭痛、めまい、腕の痛み、腰痛、背部痛になると考えられます。


胸当てをしても首には無理がかかる

胸当てを使用して改善するか再現してみました。

肘を立てない分、平たい姿勢になりますが、頚椎の後屈角度は、ほとんど変わりませんので、首痛、肩痛、頭痛、めまいに胸当ては効果が期待できないようです。

しかし、全体的な荷重が減る分、腕の痛み、腰痛、背部痛には、やや効果が期待できます。


肩甲骨の翼状化も診られる

症状として

首の骨2番、背中の骨3番5番12番、両仙腸関節、肩甲骨の浮き上がりが診られます。

施療は、

頚椎だけの調整だけでなく、肩甲骨周辺や腰部の軟部組織も調整します。


この症状は、学生さんに多く、肩甲骨が浮き上がっているのが触診されることで判ることが多いです。

遠く離れた腰までも影響を及ぼしているのには、おどろかれます。

現在は、本より小型のゲーム機で同じような状況が増えてきていると考えられます。

読書は机・ゲームも机・時々は休憩しましょう!

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「環境 首・肩」