カイロで健康

姿勢の良くなるクッション

姿勢の良くなるクッションで、腰や膝が痛くなった症例を考察してみました。

腸脛靱帯と膝痛

■はじめに

40歳代、女性、商品検品作業、年に数回来院。
いつもの肩こり、頭痛に加えて
左腰が痛くて、膝がカクカク痛くなってきた。

・症状と結果

うつむき時、左足が3mm短く、いつも通り、左仙腸関節調整。
あれ、
股関節周辺、特に、足の外側、腸脛靱帯が、筋張っている
腰痛と膝が、カクカクした感じは、これが原因そうだ。
腸脛靱帯、股関節周辺、膝関節の筋肉群を調整。
首の骨1番5番、背中の骨3番は、いつものように調整。
帰りには、肩首、腰、膝も、楽になっている。


お尻を上げて、立った姿勢に近づける

・あとがき

いつもと違う、部位が筋張っていたので、お話ししていると
仕事で、姿勢の良くなるクッションを、使い出したそうです。
お尻の左右に羽が生えたような形で、おなかを突き出す姿勢になるそうです。
たぶん、初期症状だったと考えられます。
その姿勢が続き、背骨の上部に影響が及んでいれば
背中の骨から首の骨に上行のズレが発生し頭痛なども生じていたかもしれません。

メルマガ783号

左右の羽形状

姿勢の良くなるクッションは、お尻の後方を持ち上げることで、おなかを突き出し立った姿勢に近づけることで、姿勢を良くしていると考えられます。

お尻の後方を持ち上げることで、腰の安定が悪くなります。
腰の安定は、足の外側、まさに腸脛靱帯に負担がかかってしまいます。
このとき、膝へも負担がかかっていると考えられます。

腰の安定を保つためにも骨盤の左右を動かないように、左右に羽が生えたような形状が、今回の症例でした。
左右の羽は、股関節と周辺の腸脛靱帯を含む臀部の筋肉群の循環不良、圧迫や可動制限による筋肉硬直が生じたと考えられます。

姿勢の良くなるクッション、足腰が痛くなったら気をつけましょう

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「環境 足腰」