カイロで健康

ストレッチマット

ストレッチマットで首痛・頭痛になった症例を考察してみました。

●はじめに

40歳代、女性、事務仕事
寝ころんだときに背中に当てるストレッチマットを使ってから、首が回せず車のバックが出来ない、その後、頭痛までしてきて、1週間取れない。

・症状と結果

首の骨1番の大きなズレ、首、背中の筋肉も硬直。
2回目、5日目、首の動きも大丈夫、頭痛も再発してない。

・あとがき

早めに来院されたので、スムーズに改善しました。
症状から、背中の起立筋という縦長の筋肉が硬直していることから、ストレッチの時間が長くて、筋肉が硬直し関節がずらされた様です。

メルマガ362号

ストレッチマットで反った状態

ストレッチマットを再現してみました。

首の骨が後屈状態になり、あたかもむち打ち状況を作り出してしまいます。
この状態で、反らし続けると首の骨に無理がかかりズレてしまうと考えられます。


脊柱起立筋と首の骨1番

背面に当たる部位は、棘突起が凸になっているため、当たらないように中央部が凹んでいたり、左右がレール状になっている事が多くあります。
その状態で背中を反らせると、レール状の部位が、脊柱起立筋を強く押圧することになります。

すると
脊柱起立筋が押される → 背骨が無理に反らされる → 背骨の関節に無理な力でス゛レが生じる。 →  脊柱起立筋が強い圧迫により炎症する。


ストレッチマットの場合は、重力を利用しているので、特に力を使う必要もいらないので、そのまま反らした状態を長く続けてしまいます。
反らした状態は、無理に伸ばされた状況なので、引っ張られた痛みを感じるのですが、「これをガマンしなくては」とガンバッテしまうのが、痛める原因のようです。

同じ状態での長時間ストレッチには気をつけましょう。

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「環境 首・肩」